【北海道】ムワ ニセコで2泊3日の ご自愛旅。絶景風呂にスパ、新鮮 野菜の朝食で、忙しい日常をリセット
時間に追われ「自分のことは後回し」という人は、少なくないはず。雄大な自然に囲まれたニセコのラグジュアリーリゾートで、心身を浄化する体験はいかが? 忙しい人にほどおすすめしたいウェルネスな旅をご紹介します。 【画像】ムワ ニセコの絶景温泉を見る
ニセコの豊かな自然を活用したウェルネス リゾート
お盆休み前という慌ただしい時期に、新千歳空港に降り立った私。正直に告白しますと、この時点では「あの人に連絡しなきゃ」「今日中に書類を仕上げなきゃ」と、頭の中は雑念でいっぱいでした。 空港から車を走らせること約2時間。ニセコの中心であるひらふ地区に入ると、目前に広がるニセコ連峰の雄大な姿に、抱えていた雑念の1つ1つが「小さなこと」のように思えてきます。ニセコというと冬場のスキーリゾートが有名ですが、サマーシーズンは緑豊かな大自然のエネルギーであふれた場所なんですね。 スキー場として名高いグランヒラフの麓に位置する「MUWA NISEKO(ムワ ニセコ)」は、そんなニセコの自然の恵みを活かした、ラグジュアリー ウェルネス リゾート。2023年12月に開業したばかりですが、ミシュランキーホテルを獲得しています。 リゾートに足を踏み入れた瞬間、身体も心もすっと鎮静していくような感覚を覚えました。屋外はセミの声がうるさいほどだったのに、ロビーは外界とは隔絶された静謐な空間。ウッディやアンバーを基調にしたMUWAオリジナルの香りが漂い、五感からリラックスモードへと導きます。 リゾートの建築デザインには、日本の伝統的な「切妻造り」や「縁側」を随所に取り入れているそう。ラグジュアリーな中にも、どこか懐かしさや親しみを感じる雰囲気が、くつろげる理由かもしれません。
開放的なインフィニティ温泉と、瞑想的な大浴場
部屋に荷物を置いたら、汗ばむ身体をリセットすべく、予約していた7Fのインフィニティ温泉へ。こちらの施設は、温泉文化と茶道の融合をテーマにしており、まずは5種類からお好みの茶葉を選びます。 私は巡りを促す「よもぎ茶」を選択。滋味豊富な味わいにほっこり和みます。お茶をいただいたのち、シャワールームで汗を流したら、いざインフィニティ温泉へ。ドアを開けて、思わず息を呑みました。 目の前には、真っ青な夏空と雲を抱いた羊蹄山が……! 雲がゆっくり流れていくさまを眺め、鳥のさえずりを聞きながらの入浴は、自然と一体化するような気分を味わえます。 同じフロア内には同じく羊蹄山を一望できる、露天風呂も。泉質はミネラル豊富な炭酸水素塩泉で、入浴後はすべすべの肌を実感できます。先ほどのお茶を浴室内に持ち込んで、入浴しながら楽しむこともできるそう。 ちなみにロビー階には、予約不要の大浴場があります。7Fの温泉とは対極的な、照明を落とした落ちついた空間が印象的。 まろやかなお湯に身をゆだね、天井にゆらゆらと水面が揺らめくさまを見つめていると、自分の内側に意識が向いていくような感じがします。開放的なインフィニティ温泉と、瞑想的な大浴場、2つのお風呂を楽しめるのもムワ ニセコの魅力です。