【韓国ドラマ】傷ついた男女のヒーリングロマンス×医療ドラマ
陶山:パク・シネとパク・ヒョンシクの共演が今年の配信前から話題になっていましたね。私は物語が重すぎず、軽すぎず、みずみずしく描かれているのが心地よくて、イッキに完走。 池田:ふたりは2013年の『相続者たち』以来の共演で、本当に仲良さそうでしたね。パク・シネは人との距離が近いイメージで、こちらとしては撮影のメイキングやオフショットも眼福でした。 陶山:インスタでほほえましい舞台裏を気前よく見せてくれてありがたいよね。ふたりの関係性を描く上でキーとなる高校時代のドタバタ回想シーンも見物で、これでもかとたたみかけてきます(笑)。
パク・シネ自身が演じる高校時代の回想シーン。/Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
池田:30代の制服姿が何度も登場しますね(笑)。韓国の女子高生のぴったりとした小さな制服もいつも気になるところです。 陶山:粉末のコーヒーをそのまま口に入れたり、激辛唐辛子を噛んだりして、睡魔と戦う狂気のガリ勉時代ね(笑)。そんな真面目でちょっと滑稽なナム・ハヌルが医師の道に進み、激務とパワハラ、モラハラに耐えることを止めてからのファッションはどうでしたか? 池田:彼女の心情を表すかのように、着こなしにあまり飾り気がなく、アクセサリーも控えめ。ともすると地味ですが、ゆる巻きのロングヘアでカバー。メンタルの回復とともに、少しずつおしゃれ心も高まっていく印象でした。普段はパンツスタイルが多く、デニムもよく穿いていましたね。
陶山:冒頭からジャケットの印象が強かったですね。形はさまざまで、オーバーサイズのテーラードやきれいめなノーカラー、クロップ丈など、くるくる変わるジャケットが可愛かった。 池田:ナム・ハヌルを見ていると、ジャケットが気になってきますよね。マリン風のショートジャケットに白パンツのスタイルも彼女らしい選択。インナーはシャツやV開きのニットで、すっきりとまとめているのも彼女流。またヨ・ジョンウが盗撮や尾行をされ、警察に行ったシーンのバブアーのようなジャケットにデニムのメンズライクな着こなしも今っぽくて。いつもと比べるとカジュアルですが、おしゃれで印象に残っています。 陶山:斜めがけバッグもポイントでしたね。私はジャケットやシャツの直線的な服が正義感の強い彼女の性格にリンクしているようにも見えてきて。 池田:バッグと言えば、韓国ブランドの「OSOI(オソイ)」や「TOUT Y EST(トゥティエ)」などが使用されていて、今、日本でも手に入るから嬉しい!