駒大高、八王子実践、共栄学園の都勢3校ともストレートで2回戦へ 春の高校バレー
ジャパネット杯「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京体育館(渋谷区)で1回戦が行われた。都勢は男子の駒大高が強豪の高川学園(山口)との死闘を制し、2回戦進出を決めた。女子は共栄学園が近江兄弟社(滋賀)に2-0で快勝。八王子実践も初出場の旭川志峯(北海道)をストレートで下し、都勢は順調な滑り出しを見せた。男子・駿台学園、東亜学園、女子・下北沢成徳は2回戦から登場する。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ ■駒大高は強気で制す 駒大高は第1セット、24-21のセットポイントから3点を連取され、デュースに持ち込まれる。そこから一進一退の長い戦いが続いた。それでも集中を切らさず、「強気に、積極的に」(木村)と攻め続けた駒大高が、34-32で第1セットをものにした。苦しいセットだったが、戸田光信監督はコート上の選手らを、「安心して見ていた」と信じ続けた。 続く第2セット、3点を追う終盤、怒濤(どとう)の攻撃で6点を奪って22-19とすると、相手に主導権を握らせることなく25-21でこのセットも取ってストレート勝ち。2回戦進出を決めた。 戸田監督は、「よくやってくれた。100点、150点くらい」と選手たちをたたえた。2回戦は、昨夏の全国高校総体で敗れた川内商工(鹿児島)が相手。「夏の借りを返したい」と意気込んだ。(梅沢直史) ■八王子実践は粘りで初戦突破 八王子実践が持ち味の〝粘り強さ〟で、旭川志峯をストレートで下し、2回戦進出を決めた。 八王子実践は第1セット、主将の市川を軸に、小島や小林らも多彩な攻撃を繰り広げ、序盤から6連続ポイントを奪うなど相手を圧倒した。 しかし、第2セットは相手の四隅をついた攻撃に苦しめられ、最大5ポイント差をつけられる。それでも「自分たちはこういう試合を勝ってきたんだぞ」という貫井直輝監督の言葉に背中を押された選手は、終盤に驚異の粘りを見せた。得点を重ねて追い上げると、最後は市川が強烈なスパイクを放って試合を決めた。 ■共栄学園は2年ぶり2回戦へ