小学校の入学前に「出来ていた方がいいこと」先生達が“最低限できていてほしい”と回答したものは…
これだけはできたほうがいいこと CHECK LIST
☑自分の名前の読み書き ☑鉛筆の正しい握り方 ☑消しゴムで消す練習 ☑話を最後まで聞ける・相手が言い終わるまで待つ ☑右と左を覚える(片方だけでも) ☑「早寝早起き朝ごはん」の生活リズムを整える ☑困っていることを先生に伝えられる ☑あいさつや返事ができる、「ごめんなさい」と「ありがとう」が言える
「ひらがなの読み書き」については、「できない前提で指導が始まるので、書きは入学してからで大丈夫」(公立小に8年勤務/30代)ですが、先生たちの体感では「9割くらいの子がひらがなの読み書きをできる状態で入学してくる」ようです。 「ひらがなの『読み』はできていた方が良いです。拾い読みではなく、絵本を音読する練習をしているとより◎」(公立小8年勤務/30代)とのアドバイスも。確かに、1学期が始まって割とすぐ、音読の宿題が始まりました。 「書き順や鉛筆の持ち方が正しくないくらいなら、ひらがなは書けなくても大丈夫(修正する方が大変)」(公立小に22年勤務/40代)、「絵本やカルタなど、文字に触れる経験、そして絵を描くでも、殴り書きでもなんでもいいので、とにかく書く経験をさせてあげてほしい」(公立小に8年勤務/30代)、「全く書けないのは大変。お手本を見ながらでいいので書く練習はしておいた方がいい」(公立小8年勤務/30代)、「カタカナは学習期間が短い場合もあるので、不安なら読み書きに触れ始めておくとよいかも」(公立小に7年勤務/30代)という声も。 ひらがなはしっかり授業でやってくれるけれど、カタカナはさらっと終わってしまい、息子はなかなか書けるようにならなかったので、カタカナも意外と盲点かもしれません。 気になる足し算引き算については絶対ではないものの、「5以下くらいでできていればOK」「指で数を表す、具体物を数えるなど、慣れておいたほうが良い」という回答も。 時計も、「長い針が○から○まで」といった時間感覚が身に付いていれば大丈夫とのこと。 また、息子のケースですが、入学前に「何もしないで静かに待つ」経験がほとんどなく……。入学後苦労したので、あえて「何もしない」時間を未就学児のうちに作ればよかったと後悔しています。授業中、課題が早く終わったあとの待ち時間など、意外と小学校では「待つ」時間が多いです。