阪神・中野拓夢が〝生涯虎宣言〟「タイガースで、ずっとできたらいいな」最短27年FA権取得も虎党にちょっぴり早いクリスマスプレゼント?
ここまで言っていいんかい!? 阪神・中野拓夢内野手(28)が1日、甲子園歴史館が主催するトークショーに出席した。本拠地に詰めかけた200人のファンを前に「生涯虎宣言」。順調なら2027年に国内フリーエージェント(FA)権を取得する中「タイガースでずっと(プレーが)できたら」と早くも〝残留〟を約束した。 【写真】妻と自身のツーショット似顔絵を公開した中野拓夢 え、マジ!? ちょっぴり早いクリスマスプレゼントに、ファンの心はポカポカになった。甲子園球場内で行われたトークショーに応募したのは3000人。15倍の当選確率に勝った200人がタテジマの歴史の証人になったのだから-。 「こんなに素晴らしいファンは他にはいないんで。タイガースで、ずっとできたらいいなと思います」 中野の〝残留宣言〟に地鳴りのような歓声と拍手がわき起こる。鬼が笑う話かもしれないが、順調ならば3年後に国内FA権を取得する。質疑応答のコーナーで男性ファンがマイクを握った。 「大山選手がFA宣言しました。この2週間、阪神ファンはやきもきしていました」 おっしゃる通り。 「多くのファンの前でFA宣言せず、生涯阪神タイガースというのを、ここで宣言していただけないか」 男性は熱かった。切実だった。主砲の大山が11月13日に国内FA権を行使することを宣言し、巨人との攻防戦が繰り広げられた。同29日に5年総額17億円プラス出来高払いという条件で残留を表明。その間、ファン感謝デーに参加したと思えば、球団納会は不参加。ファンの神経はどんどんすり減らされていった。 だから、聞きたかった。中野は残るのか-。質問にやや戸惑いながらも選手会長は断言した。 「自分はタイガースに拾っていただいたというのはもちろんある。(ファンの数を)もっともっと増やしていけるように頑張りたい」 2021年に三菱自動車岡崎からドラフト6位で入団。下位指名だったにもかかわらず、即戦力として活躍し、同年に30盗塁でタイトルを獲得。リーグ制覇&日本一を達成した昨季はリーグトップの164安打を記録した。今季は打率・232に終わって、プロ4年目で初めて壁にぶち当たったが、ファン感謝デーで巨人に移籍するかもしれない大山への声援に心を打たれたと語り出した。 「自分も(FA権を取得して)ああなったときに、ああいう風に(エールを)してもらえたらうれしいなと思いながら見ていました」