失敗しない!素敵な庭をつくるには?家を建てる前に知っておきたい13のポイントを建築家・造園家7人が解説
12 ガーデングッズの収納計画における最適解は?
「動線を考えたうえで建築と一体的に外部収納スペースを確保する。建築と同時に計画していくことが重要」(造園家・荻野寿也さん)というように、基本的には建築と同時に収納スペースを確保したほうがスムーズ。 計画中の場合は「収納として新たにスペースを設けることもあれば、インテリアとして演出する方法もあります。ライフスタイルや好みがあると思いますので、建築家に相談して最適なスペースを考えることが望ましい」(建築家・前田圭介さん)とのこと。「たくさん買いそろえなくても庭の手入れはできます」(建築家・谷尻誠さん)という提案もあり、庭の広さや内容次第のところもありそう。
13 防犯対策でできることを知りたいです。
庭を配置する場所にもよるが、外部空間を設けると気になるのがプライバシーやセキュリティ。 「塀や植栽による視線の制御、足元は砂利敷きなど音による防犯対策」(建築家・小川博央さん)、「塀を高くしすぎない。地窓を効果的に入れる」(造園家・荻野寿也さん)、「植栽の枝葉の量や配植によって周辺環境からのプライバシーを確保。植栽越しに人の気配が感じられることによって死角となる部分が少なくなり防犯的にも有効です。 周辺環境を読み解くことで防犯やプライバシーの設計は可能です」(建築家・前田圭介さん)と、敷地の周辺環境も重要。ライフスタイルも含めて相談してみましょう。 さまざまな回答から是非ご自身が一番共感できる回答を参考に、素敵な庭ライフを手に入れてください。 取材・文/荒井直子 モダンリビング2024年9月号(N0.276)より