職場では毎日「カップラーメン」を食べています。お弁当を持参するよりも「節約」になっていますよね?
ランチ代を節約するために、お昼にカップラーメンを食べる人もいるでしょう。カップラーメンと手作り弁当で、食費にどのくらいの差が生じるのか気になるものです。また、カップラーメンだけでは栄養バランスも心配です。 本記事では、お弁当を作る場合とカップラーメンだけを購入する場合の費用を紹介するとともに、自炊でお弁当を作る際の節約ポイントを紹介します。自炊で食費を節約するためには、継続することが重要です。自分にあった節約方法を見つけて食費を抑えましょう。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
お昼のランチ代にかける費用
株式会社リクルートが行った平日ランチの実態についてのアンケートによると、自炊にかけている費用の平均は392円でした。カップラーメンの価格は、メーカーや商品の種類、販売場所によって異なります。ネットショップで販売されている5つの商品の価格を、以下の表1にまとめました。 表1
出典:ネットショップ価格より筆者作成 商品によって価格の差はありますが、100円台で購入できるものが多くあることが分かります。そのため、お弁当を作るよりもカップラーメンだけでランチを済ませるほうが安く済むといえるでしょう。しかし、カップラーメンだけを食べ続けていると、栄養バランスの偏りが心配です。節約しながら健康的な食事をとるためには、自炊のほうが向いているといえます。
お弁当作りを続けて節約するポイント
ここでは、ランチ代を節約するためのポイントを紹介します。お弁当を作って食費を節約するためには、毎日継続することや、自分に合う方法を見つけることが大切です。 ■残り物を活用する お弁当作りで節約を続けるポイントの一つは、残り物を活用することです。例えば、前日の夕食で余ったおかずをとっておけば、次の日のお弁当に利用できます。また、夕食時に作りすぎたおかずを活用すれば、食品ロスも減ります。さらに、朝の忙しい時間にお弁当のおかずを新たに調理する必要がなく、時間の節約にもなり継続しやすくなるでしょう。 ■冷凍食品を活用する 節約につながるお弁当作りでは、冷凍食品を活用するのも一つの手段です。手作り弁当を続けていると、食材やメニューがワンパターン化してしまうこともあります。一方、冷凍食品を利用すれば、調理の手間が省けます。また、朝の忙しい時間におかずを何品も作るのは難しいかもしれません。 冷凍食品を利用すれば調理時間を節約でき、ゆとりをもってお弁当の準備ができます。ただし、冷凍食品を使いすぎると手作りよりも費用がかさんでしまう可能性があるため、1品だけ使うといったルールを設けるとよいでしょう。 ■お弁当のフォーマットを決める お弁当作りに慣れていないと、おかずやご飯をどのように詰めればよいか悩んだり、どのくらいの量が必要かわからないこともあるでしょう。お弁当のフォーマットを決めておくと、お弁当作りがスムーズに進むようになります。 例えば、主食・主菜・副菜を2:1:1の割合で詰めるなど、基準を決めておくことがおすすめです。また、食材は大きいものから詰めるとバランスよく仕上がります。 なお、彩りがあるお弁当を作りたい場合は、赤・黄・緑の食材を取り入れるだけでも印象が大きく変わります。白米にふりかけをかけるだけでも見た目が変わるため、まずは自分が食べたいものを詰めたり、おいしそうに思えるお弁当を作ったりして、楽しく継続できるようにすることが大切です。
毎日カップラーメンのほうが費用は抑えられるが健康面を考えるなら手作り弁当
ランチにカップラーメンを食べると、1食を100円台に抑えられます。そのため、自炊をしてお弁当を作るより食費を節約できます。しかし、カップラーメンだけでは栄養バランスが偏るため、毎日継続するのはおすすめできません。 食費を節約しながら健康を守るためには、お弁当を作る方法が適しています。負担をできるだけ減らしてお弁当作りを継続できるポイントを把握し、ランチ代を節約しましょう。 出典 株式会社リクルート 有職者のランチ実態調査(2024年3月実施) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部