【MotoGP】マルク・マルケス、タイトル争い脱落後に挑むMotoGP日本GPは“FPから一貫性発揮”が目標に
マルク・マルケス(グレシーニ)は今シーズンのMotoGPチャンピオン争いはすでに脱落しているため、レースウィークを通じてより一貫性を発揮していくことを目標としていると話した。 【ギャラリー】日本GP直前、東京・浅草寺で特別イベント! 前戦インドネシアGPでマルケスはスプリントでは12番グリッドから追い上げて3位となったが、決勝ではマシントラブルによるリタイアに終わったことでタイトル争いは後退。ランキング首位のホルヘ・マルティン(プラマック)との差は78ポイントにまで広がった。 この状況を受けて、マルケスはタイトル争いの数字上の可能性は残っていても、実際には終戦したと認め、今後は一貫性を発揮し続けることが目標だと語った。 「僕はこの5戦で、チャンピオンシップ争いではゲームオーバーになったと見える。特に僕はポイント的に相当不利な状況だ」 日本GPの木曜日、マルケスはそう語った。 「インドネシアでも0ポイントにするミスをやってしまったし、差が大きすぎる」 「でも僕は自分たちの目標、つまり一貫性を出すことをやっていくつもりだ。オーストリアからこのかた、僕はレースで一貫性を発揮できている」 「だから次に改善していこうとしているのは、僕らの弱点であるプラクティスから一貫性を発揮することだ」 「(もてぎの)ストップ・アンド・ゴーのレイアウトは僕のライディングスタイルに少しあっている。どんなパフォーマンスになるか様子を見てみよう」 「KTM勢がかなり速くなってくるだろう。ストップ・アンド・ゴーのコーナーは彼らがかなり得意にしているからね。僕もベストを尽くしていくよ」 なおマルケスが今シーズン使用しているドゥカティの2023年型マシンは、最新型に乗るライダーから、トラクションで優れているという声も聞こえてきている。しかしマルケスは、それは分からないと答え、2024年シーズン終了後のバレンシアテストで実際のところが分かるだろうと語った。 「その答えはバレンシアテストで答えられるだろう」 「正直分からないよ。当然だけど完璧なバイクというのは存在しない。ある点で良くても、また別の点ではより悪くなったりする。一番大事なのは、よりバランスの取れたバイクにすることだ。彼らはGP24をそうしようとしているから、どこかが優れている点もあるだろう。でも結局のところ、分かるのはバレンシアだろうね」
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