いよいよ1月5日から。2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』(NHK)を支えるスタッフにインタビュー vol.2【インティマシー・コーディネーター 浅田智穂さん】
―大河ドラマで吉原を描くことに驚きはありましたか? 「驚かなかったと言ったらたぶん嘘になると思います。認知度の高い作品で、たくさんの方が観ることは私の責任感にもすごく繋がるんですが、どのような作品であってもどんな内容でも、私の役割は俳優の皆さんが安心安全に演じられることなので、しっかりやろうと思いました。脚本を読んでいても演出を見ていても、なかなか今までの大河にはなかったようなシーンもあるかなと思います。ICが入るということは、理由があってのことで、入るべきシーンが実際にあるということですよね。ICが起用されたことについては期待に応えられるよう、頑張るしかないですね」 ―『大奥』の脚本は森下佳子さんでした。今回の大河も同じ森下組ということで、期待や思うところはありますか? 「脚本を読ませていただいて、視聴者の皆さんと同じで、どんな作品になるのかすごく楽しみです。現場には『大奥』のときと同じスタッフの方がたくさんいて、そういう意味で言うと私としてはやりやすいです。いちどインティマシー・シーンをどう撮影するかということを話し合ってきた仲間なので、今回は『そこはもうみんな分かっている』という前提にすることができますから。やりやすいということは確実に現場環境に繋がると思うので、いい現場環境であれば俳優もスタッフもリラックスして言いたいことを言えるんですね。ひいてはそれがいい作品作りに繋がっていく。私はそう思っています」
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』
2025年1月5日(日)放送開始〈初回15分拡大〉 NHK総合20時~ (BSP4K では12時15分~・18時~、BSでは18時~) 主演・横浜流星(蔦屋重三郎役) 脚本・森下佳子 ドラマのより詳しい情報はこちら
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