なぜ“8冠”アーモンドアイは夢対決実現のジャパンCでの引退を決めたのか?
注目の3強対決。どの馬が勝つのか。距離適性に加え、持ち時計から見てもアーモンドアイが一歩リードしていると見ていいだろう。ジャパンカップのレコードはアーモンドアイが持つが、3歳春の比較でも、オークスで刻んだ2分23秒8の時計は、デアリングタクトのオークス(2分24秒4)、コントレイルの日本ダービー(2分24秒1)を上回っている。 今年の東京コースは、例年より時計が掛かっており、本来は2000メートルがベストのアーモンドアイにとって一抹の不安は残っているものの、勝てば、芝G1“9冠”の記録更新に加えて、1着賞金の3億円をゲット。総獲得賞金は19億円を超える。歴代1位のキタサンブラックが稼いだ18億7684万3000円を上回り、新たな勲章が加わる。レースは29日。各馬共に近日中には放牧から戻りスタンバイ、最後の調教が始まるが、全国の競馬ファンは無事に3頭が当日を迎えることを祈っている。