【ホープフルS展望】東スポ杯覇者クロワデュノールが主役 武豊はJRA・G1完全制覇を狙ってヤマニンブークリエと参戦
「ホープフルS・G1」(28日、中山) 24年を締めくくる2歳中距離王決定戦は、府中で無傷2連勝中のクロワデュノールが主役を務める。新馬戦を好時計で完勝すると、5カ月半ぶりの東スポ杯2歳SもV。北村友は「右回りも問題ない。東京から中山に変わって、自分がどういう誘導をするかだと思う」と強気の姿勢で臨む。 【写真】本調子でなくても横綱相撲 東スポ杯2歳Sを制したクロワデュノール 最大のライバルは札幌2歳Sの覇者マジックサンズ。こちらも北海道シリーズで無傷2連勝中だ。デビューからコンビを組む佐々木は「最初から古馬みたいに大人びていた」と相棒への信頼を口にする。1週前追いにも騎乗。「前進気勢が強くなっている感じはしました。競馬が上手ではないタイプなので、自分がうまくサポートしてあげたい」と人馬そろってのG1初制覇を目指す。 新馬-アイビーSを連勝中のマスカレードボールも素質は引けを取らない。中間の調教で気難しさを出すようになった点は気掛かりだが、異父姉が重賞2勝馬マスクトディーヴァという血統背景から、G1を狙える素質があるのは間違いない。 JRA・G1完全制覇にリーチをかけている武豊騎乗予定のヤマニンブークリエも注目度は高い。その他には3冠牝馬アパパネの子で10月の東京新馬戦を根性で制したアマキヒや、川田と初コンビを結成するアイビーS2着馬ピコチャンブラック、そして京都2歳S2着のジョバンニなどタレントぞろいの一戦だ。