仕事ができる人は「受信トレイがゼロ」になっている…「グーグルの中の人」が教えるGmailの賢い使い方
■「明るい色+太字」に設定し、一目で把握 「VIP」「緊急通知」のようなラベルやフラグを設け、フィルタや仕分けルールを使って自動的に振り分けよう。Gmailであれば、「フィルタを作成」から、ルールに基づいてラベルを追加する使い方が考えられる。 たとえば、マネジャーから直接送られてきたメールにはそれとわかるラベルをつけ、最大の営業顧客(@以下が同じメールアドレス)からのメールには明るい色で太字のラベルをつける(受信トレイに直接届くようにしつつ、他のメールとは異なる色にする)など。また、メールソフトに自動でフラグを立てさせ、優先順位づけを実行させよう。 そうしておけば、メールを開くまえに、受信トレイに入っているものの全体像を一目で把握することができる。このような仕分けルールをいくつか設定することで、「未来の自分」が重要なメールを見落とすことなく、件名を読まないうちにある程度の優先順位を知る手がかりとなる。 ■受信トレイの中身がめちゃくちゃな人が多い 3.洗濯物を仕分けるようにメールを仕分ける ここで、メールを洗濯物に例えてみよう。実は多くの人が、ストレスを溜めまくる最悪の方法で扱ってしまっている。 ・濡れた服をまた乾燥機に入れる(未読に戻す)ため、乾燥機はけっして空にならない(受信トレイはゼロにならない)。 ・洗濯物の詰まった乾燥機を1日中、何度も覗いては、片づいていない大きな山があることに気づかされる(1日に15回以上、メールをチェックするのに整理しない)。 ・夜中に目が覚め、あのピンクのシャツはどこ、とパニックになる(重要なメールに返信したか、受信トレイのなかの重要なメールを見落としていないかと夜中にパニックになる)。 この洗濯という比喩は、メール管理について何を教えてくれるのか? 読んだメールでさらに対応が必要なものと、未読の新着メールを同じ場所に置かない。これを混ぜるのは、あとは畳むだけの乾いたズボンを、濡れた靴下と一緒に乾燥機に入れておくようなものだ。何がしたいのかわからない。