愛知のジビエ普及へ。山間部生産側と都市部消費側のネットワーク準備会発足
「カラス料理」に「ココイチのカレー」も!
私も昨秋、ネットワーク立ち上げのPRを兼ねて県が主催した愛知産ジビエ料理の発表会に参加。フランス料理のシェフが腕をふるったイノシシ肉の赤ワイン煮込みやシカ肉の備長炭焼きなどをおいしくいただきました。特別企画として「カラス料理」も。奥三河産のハシボソカラスの胸肉が「ハチミツ焼き」にされたり、揚げ物の「フリット」や東南アジアの串焼き「サテ」風になったりしていました。 しっかり臭みを抜いて味つけされていたため、言われてみなければカラスとは分からない、やや硬めの「鶏肉」の食感。他の参加者も「ぜんぜん大丈夫」と口に。とにかく注目度や意外性は抜群でした。 県内の一部では「ココイチのカレー」にイノシシ肉を使うコラボも進んでいます。愛知ならではの「味噌味」などの独自性も打ち出して、全国のジビエ産地と勝負することになるかもしれません。ネットワーク化も含めて、今後の展開が楽しみです。 (関口威人/Newdra) ---------- ■関口威人(せきぐち・たけと)1973年、横浜市生まれ。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋の環境専門フリーペーパー「Risa(リサ)」編集長、「なごやメディア研究会」代表などを務める。2018年から名古屋のライター、カメラマンによる取材チーム「Newdra」も結成。