【SSPW】スーパー・タイガーが村上和成から王座奪取「初代タイガーの名のもとに敵を倒す」
<ストロングスタイルプロレス:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール 初代タイガーマスク・佐山サトル率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)は5日、後楽園ホールで「ストロングスタイルプロレスVol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~」を開催した。 メインイベントで団体最高位タイトルのレジェンド王座戦が行われ、挑戦者のスーパー・タイガーが6分27秒、牙山(がざん、ブレーンバスターのように相手を持ち上げ、そこから落とした相手の顔面にヒザをたたき込む技)で王者・村上和成から3カウントを奪取。4年ぶり5度目の戴冠を果たした。村上は2度目の防衛に失敗した。 スーパー・タイガーは試合開始のゴングが鳴る前に村上の奇襲を受け、そこからリング外で殴る蹴るのリンチ状態となった。ただ、リングに戻ると一瞬に隙を突いて村上に左ハイキックをお見舞い。必殺技の牙山につなげた。 スーパー・タイガーは試合後、勝利のカギとなったハイキックについて「(ゴング前の)最初のパンチで、そこから先…。洗濯機の中に入れられたことないですけど、その中の気分で。頭を打って。その中でかすかな隙が見えたので、そこしかないと」と説明。村上とは“どちらが佐山サトルの一番弟子か”論争もあったが「(ベルトが)あるべき場所に帰ってきた。そしてここからがまた戦い。いろんな敵が来ると思うんで、それを初代タイガーマスク佐山サトルの名のもとに、倒していくだけです」と誓った。