“東大に受かった子”に共通する「最強の受験計画」。過去問はいつから?3年間どうスケジュール立てる?
■高2では一度すべての範囲を終わらせる ですから、英国数の勉強に関してはすべての範囲を終わらせる必要があります。そして、基本的には理科と社会も同じです。学校の勉強が終わり切っていないという人でも、一度はここまでで終わらせる必要があります。 ただし、「一度終わらせる」というのと「完璧にする」というのは違いがあることに注意してください。つまり、「一度終わらせる」というのは、「また後で戻ってきてもいい」ということです。完璧でなくてもいいということですね。社会であれば一度教科書のすべての範囲を読み終える、でもいいのです。
数3であれば問題演習はまだだけど一度オンラインで授業は全部聞いている状態、でもOKです。とにかく一度、最後まで走りましょう。そうすれば、高3に入ってから過去問演習にスムーズに入れます。 高2の間にやるべきこと 英語:英単語・英文法はすべて終わらせる 国語:古文単語・文法・漢文の言葉・句形はすべて終わらせる 数学:数1A、2Bはすべて終わらせて、できれば数3も終わらせておきたい 理社:範囲に関しては一度終わらせておき、登場するキーワードも「一度は聞いたことがある」状態まで持っていきたい
高3になったら、まず真っ先に志望校を決めます。東大に受かる人でも、第2志望・第3志望まで、自分が受ける大学を学部まで決めている場合が多いです。 そして志望する大学・学部の過去問を確認し、「こういう問題が出題される大学を、自分は受けるんだ」ということを理解して勉強を始めています。 高3の4月からは、過去問をガンガン解いている場合が多いです。もちろん最初はなかなか解けない場合が多いですが、「どういう問題が出題されているのか」をしっかり理解して、戦えるレベルまで勉強します。
そのうえで、1つのベンチマークとして、「9月1日に第1志望の受験があるかのように対策をしている」という場合が多いようです。 よく「過去問なんて、2学期から始めればいいや」という人もいますが、2学期から過去問を始めている人は、今回リサーチした中だとあまりいませんでした。 そもそもこの時期は、受験の出願の手続きがあったり、総合型選抜入試の面接があったりと、対策にあまり時間が割けません。それに、受験が近づけば近づくほど、緊張して勉強に手が付かなくなることもあります。