“東大に受かった子”に共通する「最強の受験計画」。過去問はいつから?3年間どうスケジュール立てる?
まもなく受験シーズンが到来します。東大合格をつかんだ生徒たちは、高校1年生から3年生まで、どのようなスケジュールで勉強していたのでしょうか。『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』を上梓した東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが、志望校合格をつかむスケジュールの立て方を紹介します。 【写真】『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(西岡壱誠)では、東大生たちが実践していた勉強法を紹介 ■東大に合格、どうスケジュールを立てる? 「東大に合格する人は、どのようなスケジュール感で勉強しているのでしょうか?」
受験生やその親御さん・教育関係の方から、このような質問を受けることがあります。 例えば、いつごろから過去問を解いて、いつまでにどの科目ができるようになっていれば、東大をはじめとする難関大学の合格が現実的になるのか。 もちろんこの質問に対する答えは、人によって異なる部分もありますし、「こうすれば受かる!」というものがあるわけではありません。 でも、東大生たちにインタビューをしていると、おおまかではありますが、みんな同じようなスケジュール感で勉強を終わらせている場合が多いことに気づかされます。東大以外の難関大学においても、同じ流れが多いようです。
今回の記事では、東大など「難関大学に合格する人の高1~高3までの流れ」について、われわれが調べた結果をみなさんに共有したいと思います。 まず、高校1年生に関してです。難関大学に合格する人はこの間に、英国数の基礎的な知識をしっかりと身につけている場合が多いです。 知識の抜け漏れがないように勉強し、数学であれば数1Aの範囲の公式、英語であれば英単語、国語であれば漢字や古文単語・古典文法・漢文の句形などをしっかりと頭に叩き込みます。
東大に合格する人でいちばん共通していたのが、英単語の勉強です。高1の間で、受験のための英単語帳1冊分(ターゲット1900・シス単・鉄壁など)の単語が、8割答えられる状態になっていることが多いです。 基礎でもある「英単語」がまだ覚えられていないという状態で、高校2年に上がってしまうと、英文法・英文解釈・長文読解・リスニングなどの力を伸ばすことはできません。 わからない英単語が多い状態で長文を読んでも、「これなんだっけ?」となってしまい、文章の意味があまり頭に入りませんよね。