ソフトバンク選手会ゴルフに参加した有原（撮影・成瀬　徹）

　ソフトバンクの選手会ゴルフは2日、福岡県飯塚市内で行われた。来春、2年連続で開幕投手を任される有原航平投手（32）は、ラウンド後に自主トレで“初弟子”を取ることを明かした。シーズン中に2年目・松本晴投手（23）から自主トレへの入門を志願され、快諾。師匠の責任と覚悟のもと来季プロ11年目で初となる合同自主トレで研さんを積む。 【写真あり】こだわりのド派手パンツ！ソフトBスレンダー右腕の私服ショット 　エース・有原が今冬、初弟子と自主トレをする。照れつつ、謙遜しながら明かした。 　「弟子とかそんなんじゃないですよ。そんな特別なことはしてないけど、それでいいのであればと（言った）。シーズンの最後の方に言われましたかね」 　門を叩いてきたのは、来季大卒3年目に挑む松本晴。昨オフは有原と同じ、早大出身の左腕・和田に入門。今季5試合のうち3試合に先発し2勝1敗、防御率2・81の成績につなげた。その和田が今季限りで現役引退。長崎市内での大所帯での自主トレを卒業し、さらなる飛躍を狙って有原塾に志願してきた。現在はプエルトリコのウインターリーグに武者修行中。「今は向こうに行ってるので（詳細は）ちょっとまだ」と場所や日程、期間などは今後、詰める。 　来季プロ11年目を迎える。14年ドラフト1位で日本ハムに入団。15年に新人王、19、24年に2度の最多賞タイトルを獲得してきた。ただ「僕は、ないですね」と毎年、自主トレは単独だった。合同自主トレも師弟関係も初めて。「メニューは人それぞれあると思うので」と押しつけることはなく背中で先発としての姿を示し、自主性も重んじる構えだ。 　有原は11月25日の福岡市内でのリーグ優勝パレード後に小久保監督から2年連続の開幕投手を託された。来年3月28日のロッテ戦（みずほペイペイドーム）へ向け、2月の宮崎キャンプは第4クールから合流可能なS班。「“ゆっくり入ります”と倉野さんに報告させていただきました。2月15日にはある程度、投げられるようにして3月のオープン戦からしっかりと」じっくりと体をつくり、2月中旬に宮崎へ合流することになる。 　「段階を上げながら計算して直球、変化球をしっかり仕上げていけたら」。開幕投手を任された責任に加え、師として松本晴を育てる自覚も芽生えつつある。来季、背番号17の存在感は一層、増していきそうだ。　（井上　満夫） 　≪リチャードは山川から厳しい指導を≫ 　H…リチャードが山川の厳しい指導のもとで飛躍を目指す。オフに入ってからともにトレーニングに励んでおり「僕からお願いしている。しばいてもらってます」と力を込める。減量にも取り組んでおり、この日はゴルフ場に持参したバナナとみかんで栄養補給した。1月には沖縄・久米島の自主トレにも参加し、豊富な練習量で知られる師匠のもとで汗を流す。