衆院政倫審、世耕氏は対象外 自民幹部「既に参院で弁明」
自民党の坂本哲志国対委員長は10日、派閥裏金事件に関する衆院政治倫理審査会について、参院からくら替えした世耕弘成衆院議員に出席を促す考えはないと述べた。 これに先立ち、坂本氏は世耕氏も対象に含まれるとの認識を示していたが、発言を修正した。国会内で記者団に語った。 世耕氏は参院議員だった3月に参院政倫審に出席して弁明。10月の衆院選に立候補し当選した。 坂本氏は「既に参院の政倫審に出席しており、衆院に出席されるかどうかは、本人の判断と認識している」と述べた。自民党が衆院政倫審への出席を促している議員は世耕氏を除く15人となる。坂本氏は政倫審の公開の是非については「(出席する)皆さんの判断に委ねたい」と述べるにとどめた。