【2歳新馬・東京5R】アーモンドアイの初子アロンズロッドは初陣4着 ルメール騎手「大きな伸びしろがある」
GⅠ9勝馬アーモンドアイの初子、アロンズロッド(美・国枝、牡2、父エピファネイア)が26日の東京5R2歳新馬(芝1600メートル)でデビュー。単勝オッズ1・4倍の断然人気で4着に終わったが、後方からメンバー最速タイとなる上がり3ハロン33秒6の末脚で追い上げる姿に、ファンから大きな声援がわき上がった。 引き揚げてきたルメール騎手は「(好スタートを決めたが)最初はスピードを出してくれず後方のポジションに。スローでも(折り合って)ずっと乗りやすかったし、だんだんペースアップもしてくれたけど、まだ甘いところがある段階ですから」とレースを回顧。結果に悲観した様子はなく、「まだこれからの馬。大きな伸びしろがあります」と言う表情には希望の色が見られた。 国枝調教師は「お母さんと一緒だな。遠慮深い」と第一声。「道中は(周囲の)馬を気にしているのかな。あのスローならハミを取ってグンと進んでいくくらいじゃないと。今後、前向きさが出れば。レース後はケロッとしていたし、全く脚を使わなかったわけじゃない。大器晩成だな」と続け、前を向いた。 競馬場には午前中から2万人超が訪れ、パドックや、コースのラチ沿いにもずらりと陣取るファンの姿が。まるでGⅠと錯覚するようなムードに、改めてアーモンドアイの初子に対する注目度の大きさが表れていた。偉大な母も初戦は2着。アロンズロッドの競走生活もまだ始まったばかりだ。