ドウデュース

　天皇賞・秋は東京芝2000メートルで行われる。過去10年を振り返り、好走・凡走の傾向を探った。 　▼8枠は…8枠は【0・0・2・21】で、2015年イスラボニータ、16年ステファノスの3着が最高。最後の連対は03年シンボリクリスエス（1着）。ピンク帽の不利をはねのけるには、相当な実力がないと厳しい。〈該当馬〉レーベンスティール、ニシノレヴナント。 　▼前走がG2凡走では…前走がG2だった馬は【4・3・6・84】だが、そのG2で4着以下だった馬は【0・1・1・55】と成績が急降下する。15年ステファノスが毎日王冠7着から本番で2着に好走したが、同馬は1年以内にG1で連対した実績があった。1年以内にG1連対実績がなく前走G2で4着以下の馬は消しだ。〈該当馬〉マテンロウスカイ、ステラヴェローチェ、シルトホルン。 　▼前走G3では…前走G3組は【0・0・0・11】で、前走G3で連対した馬は1998年オフサイドトラップが最後。前走G3では厳しい。〈該当馬〉キングズパレス。 　▼逃げ馬では…前走で逃げた馬は【0・1・1・8】。22年パンサラッサが2着、19年アエロリットが3着に好走しているが、いずれもG1馬。G1未勝利で前走逃げた馬には高い壁がある。〈該当馬〉ホウオウビスケッツ。 　▼前走海外は…前走が海外の馬は【0・0・0・5】。22年シャフリヤールの5着が最高で、23年はドウデュースも7着に凡走。05年までさかのぼれば、ゼンノロブロイが8月の英G1インターナショナルSから2着になったが、前走ドバイから連対した例はない。前走ドバイは割り引きたい。〈該当馬〉ダノンベルーガ、リバティアイランド。 　以上から、連対の可能性があるのは、ベラジオオペラ、タスティエーラ、ノースブリッジ、ソールオリエンス、ドウデュース、ジャスティンパレスの6頭。