「10分しかたっていないのに」飼い主さんとの再会を大喜びする犬の気持ち|獣医師解説
興奮気味に飼い主さんへ駆け寄る愛犬。 写真は、X(旧Twitter)ユーザー@mofmof0413さんの愛犬、バーニーズ・マウンテン・ドッグの八兵衛くん(取材当時1才)です。用事があって10分ほど外出していたパパさんを出迎えています。 【写真】大好きな飼い主さんと10分ぶりに再会!興奮気味に近づく八兵衛くん 「10年ぶりの再会かのような喜びようだけど10分ぶりですよ」とコメントが添えられたポストには、「かわいい」「10分でも嬉しいよね」「わかる!トイレに行っただけでもこんなふうになるよね」といったコメントが。 このあと八兵衛くんはパパさんにすり寄ったり、足の間をくぐり抜けたりして、再会した喜びを表現するのでした。
大好きなパパを目の前にハイテンション・スイッチがON
飼い主さんによれば、八兵衛くんはいつも遊んでくれるパパさんのことが大好きなのだとか。 飼い主さん: 「パパといると嬉しくて、ハイテンション・スイッチが入ってしまいます。パパがちょっとトイレへ行って戻ったときも、毎回こんな感じで喜ぶんです。 少し長めのお留守番をさせたときはもっとハイテンションになるので、尻尾が飛んでいくんじゃないかと思うほど全力でブンブン振り回します。そのまま押し倒されることも、しばしばあるんですよね(笑)」 なので、この歓迎っぷりは飼い主さん家族にとって見慣れた光景なのだとか。 飼い主さん: 「パパのことが大好きなんだな~と、毎日ほほ笑ましく見ています」
【獣医師解説】10分ぶりの再会でも犬が全力で喜ぶ理由
わずか10分ぶりの再会でも、まるで10年ぶりの再会かのごとく大喜びしてくれる八兵衛くん。そこで、飼い主さんとの再会を喜ぶ犬の心理について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞いてみました。 ――今回の投稿の行動から、八兵衛くんのどのような心理が読み取れますか? 白山先生: 「飼い主さんのことが大好き! という気持ちが伝わってきますね」 ――犬が飼い主さんと再会したとき、ほんの短い時間離れていただけなのに、まるで久しぶりに再会したかのように大喜びするのはなぜでしょうか? 白山先生: 「離れている時間の長い・短いにかかわらず、飼い主さんがいないことでソワソワしたり、寂しい、不安という気持ちになったりしていることが考えられます。その気持ちがある分、飼い主さんが帰ってきてくれた時の嬉しさや安心感で大喜びしてしまうのでしょう。飼い主さんのことを母犬のような頼れる存在として認識していると考えられます」 飼い主さん大好きな気持ち全開でお出迎えしてくれる八兵衛くん。犬が飼い主さんとの再会を大喜びするのは、飼い主さんのことをとても慕っているからなのですね。 写真提供・取材協力/@mofmof0413さん/X(旧Twitter) (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生) 取材・文/寺井さとこ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室