乗り換えで「トヨタ ヤリス」を検討しています。ガソリン車に比べて「ハイブリット車」のほうが車検費用が安いと聞きましたが、どのくらい違いますか? 定期的に支払うので、できるだけ抑えたいです
車に乗っていれば2年に1度の車検が必要です。車検費用は車にもよりますが10万円以上かかることが多く、負担に感じる人も多いのではないでしょうか。 本記事では、車検費用の仕組みを解説し、ハイブリッド車とガソリン車でどのくらい車検費用に差が出るのか検証します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車検費用にはどのようなものがある?
車検にかかる費用は、主に次の3つです。 ●法定費用 ●車検基本料 ●部品交換費用 それぞれ何にかかる費用なのかを解説していきます。 ■法定費用とは 車検の法定費用は、車にかかる保険料や税金など金額が法律により定められている費用です。法定費用は次の3つの合計金額です。 ●自賠責保険料(24ヶ月分を支払うことが多い) ●自動車重量税 ●印紙代 法定費用はどこで車検を受けても費用の差はありません。車検を受ける場所によっては、車検基本料や部品交換費用はクレジットカードでの支払いができますが、法定費用のみ現金支払いを求められることもあります。 ■車検基本料 車検基本料とは、次のような費用の合計金額です。 ●24ヶ月定期点検料 ●測定検査料 ●車検代行手数料 ●スタッフ人件費 ●事務手数料など 車検基本料は、車検を受ける場所によって約3万円~約10万円と大きく異なります。一般的にディーラー車検は検査が手厚く安心ですが、点検料や人件費がかかるので費用が高くなりがちです。車検専門店やガソリンスタンドで行う車検では、車検に通す最低限の検査のみ行うため費用が安くなる傾向にあります。 また、ハイブリッド車は点検費用が高そうだと感じる人もいるようですが、点検費用自体はハイブリッド車もガソリン車もほとんど同じです。ただし部品交換費用はガソリン車に比べるとハイブリッド車のほうが高額なため、部品交換がある場合にはハイブリッド車のほうが割高になります。 ■部品交換費用 そのほかの車検費用として挙げられるのが、部品交換費用です。車検を通すために交換必須な部品がある場合は、必ず部品交換費用がかかります。車検時に、エンジンオイルやブレーキパッド、エアクリーナーなどさまざまな部品交換を勧められるケースもあるでしょう。 交換費用を少しでも抑えるためには、エンジンオイルやワイパーゴムの交換など、自分でできるケアをあらかじめ行っておくと車検費用の節約につながります。 ハイブリッド車ではバッテリー交換費用がガソリン車に比べて高額です。一方で、ブレーキパッドなど他の部品に関してはガソリン車よりも寿命が長いとされています。