口コミで評判 老舗みそ蔵が手掛けた「パン」がヒット 首都圏のマルシェに出店 みその消費量が減少傾向の中…発酵王国・信州の魅力発信
その後、口コミで評判が広がり、今は一部のスーパーや県内約60のコンビニエンスストアでも販売中。年間1万2000個以上を売り上げるヒット商品になりました。 姨捨サービスエリアでは、他に「たかむら」のみそを使ったラーメンも提供しています。 味噌蔵たかむら・高村秋光社長: 「(パンなどで)知った方が『お店どこですか』なんて言ってね、うちの方まで来てくれる人もね、いらっしゃる。本当にうれしいというか、これからもそういう形を継続していきたい」
パンの他、根強い人気のしょうゆ豆や甘酒、漬物など多様な商品を揃えたこともあり20年前に開設したオンラインストアの会員数は約1万人まで増えました。
■首都圏の「マルシェ」への出店
一方、対面販売にも力を入れています。 味噌蔵たかむら・高村佑樹専務: 「みそと白あんを混ぜて、『みそあん』が中に入っている」 冒頭で紹介した首都圏の「マルシェ」への出店。担当は専務の佑樹さんと妻のみなみさんです。 味噌蔵たかむら・高村佑樹専務: 「首都圏、人口が多いところなので、マルシェ出始めた時から、人の多いところでいろんな方に知ってもらいたいと。昔ながらの発酵食品は特に注目されていると感じますし、(首都圏は)食にこだわっている方、多いので」
■客の多くがリピーター
毎月、都内と横浜に出向いており客の多くがリピーターです。 リピーター: 「味が深くて甘くて。おみそとか、発酵食品は極力食べるように」 客: 「きょうこれを目がけて来た」 高村佑樹専務: 「ありがとうございます」 「味噌蔵ぱん」はここでも人気! リピーター: 「(いくつ購入?)6個。何もつけなくても、このままでおいしいのよ」
こちらの女性客も「たかむら」のファン。この日もみそやパンを購入しました。 さっそくー。 「たかむら」のファン: 「しっとりしてて、ちゃんとみそ、高村味噌」 「ジャムつけなくていいし、和風と洋風の中間、おやつ代わりに。発酵のいい感じが、体にも良いし」
■発酵王国・信州の名を広めることにも貢献
加工品に手応えを感じている「味噌蔵たかむら」。地道な取り組みは発酵王国・信州の名を広めることにも貢献しています。 味噌蔵たかむら 3代目・高村秋光社長 「『手前味噌』じゃないけど、いい商品作っていればお客さんは増えてくるのかなと。おいしいものを、安心安全なものを作って、お客さんに喜んでもらえればいいのかなというのが一番ですよね」
長野放送