不朽の名作「ぐりとぐら」の魅力とは?『こどものとも』 編集部が選ぶ名場面3選【追悼|児童文学作家・中川李枝子さん】
『ぐりとぐらとすみれちゃん』あらすじ
野ねずみのぐりとぐらのところに、すみれちゃんがかぼちゃを持ってやってきました。とびきり大きくて、とっても固いかぼちゃをすみれちゃんはお母さん秘伝のダイナミックな方法で見事に割ってくれました。さあ、かぼちゃのお料理の始まりです。「お料理すること、食べること」が大好きなぐりとぐらに森の動物たちも加わって、かぼちゃのごちそうがたくさんできました。みんな、おいしくておいしくて、おなかいっぱい食べました。(福音館書店『ぐりとぐら』特設サイトより)
『ぐりとぐら』シリーズ
1963年に1作目の絵本『ぐりとぐら』、1966年に2作目の『ぐりとぐらのおきゃくさま』が発売。 3作目の『ぐりとぐらのかいすいよく』は前作より10年経った1976年に発売され、4作目の『ぐりとぐらのえんそく』はその3年後の1979年に発売。 5作目の『ぐりとぐらとくるりくら』はそこから8年後の1987年、6作目の『ぐりとぐらとすみれちゃん』はさらに13年後の2000年、7作目の『ぐりとぐらのおおそうじ』は2002年に発売。39年間をかけて7冊の絵本が出版されました。 取材・文=鈴木彩(婦人画報編集部)