【40代・50代】「口から腸は道一本。意を決して、今回久々の大腸検査をしました!」歯科医師・石井さとこ先生がルポ
「内視鏡検査は経験あるけれど、CT検査は初めて!」。口もとスぺシャストの歯科医師・石井さとこさんが大腸CT検査の様子をルポ! じつは口内環境と腸内環境はリンクしているのだそう。“健口と健腸”をキープする方法も教えてもらった。 「みなさま、風立ちぬ秋がやっとやっと、やって来ました。嬉しいです。患者さんとのコミュニケーションも『暑いです~』から、『涼しくて歯ッピーですよねぇ』なんて口角が上がるようになっております。 というわけで、気候が良くなってきた機会に以前からやらなくちゃと思っていた大腸の検査を受けることにしました。 コロナ禍以降ついつい健診も遠のく…。という声が多い昨今ですよね。私もそうなんです。何ともないからまあまあと毎日を送り、歯ッと気がつくと数年が経ってました。が、考えると私の父は直腸がん、弟は大腸がんがもとで亡くなっています。二人の親族を腸のがんで失った身の上なので、私の発がん率は50%。それを考慮すると、身を正すという意味でも大腸の検査を受けることは重要だと思いました。 今年の五月に潜血便の検査は終えていて異常が無かったので、今回は大腸CT検査を受けることにしました。内視鏡検査の経験はありますが、CТは初体験。興味もあったんです」(石井さとこ先生)
初体験の大腸CT検査、どんな感じ?
「内視鏡検査の時の大量の下剤に辟易して数年も検査をパスしていた自分ですが、『あ、これ良いかも』と今回の検査を受けるきっかけになったのは下剤の量です。内視鏡検査では2ℓくらい飲む必要がある下剤ですが、2ℓ?どころか、わずか250ml。これ、魅力でした。 『わーい楽じゃん』みたいな感じで都内某所の検査クリニックにすいっと予約し、数日後にはもう検査食とCT用造影剤3本、下剤のマグコロール250ml1本が郵送されて来ました。これらは検査前日に服用します。とてもシンプルなセットでした。 とはいうもの、やはり前日の禁欲的なレトルト食品には普段の食事が如何に幸せに満たされていたのかと思い知らされました。が、一日の我慢です。噛む必要性の無いお粥や柔らかな食べ物は味気なく、ひたすらガムを噛むことで歯ッピーホルモンを出すように努めました。毎食後に飲むコロンフォートはヨーグルト味で飲みやすかったです。