帝国劇場、地上29階建ての複合ビルに建て替え 皇居外苑に面した屋上テラスも整備
三菱地所、東宝、出光美術館は12月16日、国際ビル・帝劇ビル建替計画の概要を発表した。帝国劇場と出光美術館を再整備するとともに、オフィスや商業施設が入る地上29階建ての複合ビルを建設する。工事期間は2025~30年度を予定している。 【画像】新しい国際ビル・帝劇ビル イメージ(全5枚) 帝国劇場と出光美術館は、複合ビルの低層階に位置する。帝国劇場はロビーホワイエの社交場的機能を強化する他、快適に観劇を楽しめる空間を整備する。出光美術館は展示公開エリアを拡充し、東洋や日本古美術の魅力といったさまざまな文化発信プログラムを開催する。 低層階には商業施設も入居し、丸の内と有楽町をつなぎ、にぎわいの創出を目指す。皇居外苑に面した低層部屋上には、一般開放する屋外テラスを整備予定だ。大手町、丸の内、有楽町エリアの国際競争力を高めるため、6~29階はオフィスフロアとして活用する。 その他、JR有楽町駅の東西つなぐ「東西地下通路」を整備する。これにより、大手町、丸の内、有楽町エリアの地下歩行者ネットワーク拡充を図る。
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