最年少タイトルの藤井聡太新棋聖「これからしっかりした将棋をお見せしなければ」
史上最年少の17歳11か月で棋聖位を獲得した将棋の藤井聡太七段が16日夜、対局後に会見し、「まだ実感がないが、とてもうれしく思う。これからタイトルホルダーとしてしっかりした将棋をお見せしなければ」と喜びを語った。 【動画】最年少タイトル獲得 藤井聡太新棋聖が記者会見
藤井新棋聖は16日に大阪市内で行われた第91期棋聖戦第5番勝負の第4局で渡辺明棋聖に勝利し、通算成績3勝1敗で自身初となるタイトルを得た。これまでの最年少記録は、1990(平成2)年に屋敷伸之九段が打ち立てた18歳6か月だった。 最年少タイトルは意識しなかったと語るが、渡辺二冠との対局は「勉強になること多かった。自分自身、成長することできた」と振り返った。 新型コロナウイルスの感染拡大で4、5月は対局できない期間が続いたが、再開後の成績は16勝2敗と好調を維持している。その要因を問われると、「自分自身の将棋を見つめ直すことができたのはよかったかなと思う」と語った。