ユヴェントスやサウジからの関心には目もくれず カンセロは「バルセロナ復帰」のみを望む
シティとの契約はまだ3年も残っている
昨季バルセロナにローンで加入していたジョアン・カンセロがマンチェスター・シティに戻ってきた。しかし、プレシーズンマッチでの出場はなく、ペップ・グアルディオラの今季の構想には入っていない。 英『Manchester Evening News』によると、カンセロは古巣であるユヴェントスやサウジアラビア方面から関心が寄せられているにもかかわらず、昨季過ごしたバルセロナへの復帰を望んでいるようだ。バルセロナは買取オプションが付随したオファーをシティに提示したようで、移籍金はローン料金含めて2300万ポンド、日本円にして43億円ほどになるとされている。 カンセロは昨季バルセロナで32試合に出場しており、シティと違って戦力とみなされていた。重要な試合でミスを犯してしまうこともあったが、両サイドでプレイできるユーティリティ性は高く評価されており、それはハンジ・フリック新体制でも変わらないはずだ。 シティは3年の契約を残すカンセロの処遇に頭を悩ませており、移籍金の交渉も可能だと予想できる。シティではカンセロのような攻撃的なサイドバックに代わって守備で安定感を生み出せるサイドバックが高い評価を得ている。ペップが退任するまでこの流れは続くと見られており、それはカンセロ本人もわかっているはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部