費用は?どんな治療なの?失敗しないの? 需要高まる「インプラント」で絶対に知っておきたい真実 よい治療を受けられる施設選び、7つのポイント
「地域によっても多少異なりますが、都内の医療機関でいえば、1本30万~60万円が相場。これには検査代などの費用が含まれている場合と含まれていない場合と、さまざまです。 骨移植などが必要になった場合は、総額は1本100万円近くになる場合もあります。あまりに安すぎる金額を提示する施設は、安全性の面でむしろ注意したほうがいいかもしれません」(丸川医師) 高額な治療だからこそ、歯科医や口腔外科医とよく相談し、最善の治療を受けることが大切だ。そのためにも、まずは信頼できる歯科医を選ぶことがカギとなる。
では、どんな歯科医を選べばいいだろうか。丸川医師から聞いたポイントをまとめたものが以下の7つだ。 同時に実際の治療経験者の声なども確認し、必要に応じてセカンドオピニオンなど、複数の施設で相談してみるのも1つ。かかりつけの歯科医に相談して、最適な医療機関を紹介してもらうのも手だろう。 ■施設選びの7つのポイント ① 治療方針と料金の明確さ 治療方針や料金体系が明確であること。金額はインプラント単体だけでなく、検査やメンテナンスを含んだ総額を聞いておくことが重要。治療計画も期間を含め、詳しく説明してもらおう。
② 治療のリスクになる持病の確認をしてくれる 歯周病のほか、糖尿病、骨粗鬆症、腎不全などの病気がある場合、治療を受けるリスク(インプラントが生着しない、使用後に炎症などが起こる、など)が高まる。持病がある場合は、かかりつけ医と相談のうえで治療することが必要。そうした持病について確認してくれる施設を選ぼう。 ③ 残存歯のリスク説明がある インプラント入れる前に、残っている歯(残存歯)が将来的にどのような影響を受けるのか(インプラントが必要になるかなど)、リスクをしっかりと説明してくれる歯科医を選ぶことも重要。なにも説明せず、そのたびに追加のインプラントを勧めてくる医療機関には注意を。