「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人移籍金ランキング13位。期待ハズレ…。日本最強のストライカーが沈黙
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
13位:大久保嘉人(おおくぼ・よしと) 生年月日:1982年6月9日 移籍先:ヴィッセル神戸→ヴォルフスブルク(ドイツ) 移籍日:2009年1月3日 移籍金:200万ユーロ(約3.2億円) J1歴代最多得点記録保持者の大久保嘉人は、キャリアで2度ヨーロッパに挑戦している。1度目は2005年のマジョルカで、このときはセレッソ大阪からの期限付き移籍だった。2度目は2009年1月で、ヴィッセル神戸から移籍金200万ユーロ(約3.2億円)でドイツのヴォルフスブルクに加入している。 鬼軍曹で知られるフェリックス・マガト監督が率いるヴォルフスブルクの一員になった大久保は、ブンデスリーガデビュー戦のケルン戦でアシストを記録して好スタートを切り、次のボーフム戦では初先発を飾ったが、その後は結果を残せず、出場しても終盤の短い時間のみという起用法となり、半年で日本に帰ることになった。ブンデスリーガでの総出場時間は153分と、成功とは言えないものだった。 ただ、当時のヴォルフスブルクは、2008/09シーズンのブンデスリーガ得点王であるグラフィッチやエディン・ジェコといった世界的なFWがいたため、出番が限られたのは仕方のないことだろう。その中でもマガト監督は大久保を評価していたと言われるが、指揮官が同シーズンで退任となり、大久保も出場機会を求めて日本に戻ることを決断した。 その後、大久保の日本での活躍は誰もが知るところだ。ドイツで過ごした半年はつまずきかもしれないが、のちの成功につながる経験だったのかもしれない。
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