階段を上るときは〇〇するだけで疲れにくくなる【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術⑥】
2 階段を上るときは足元を見ないのが正解!
長い階段を上るとき、すぐに息が切れて、途中でため息をつきながら上っていないだろうか? 一方でスイスイと足取り軽く上っていく人もいる。その違いは、単なる運動不足の問題だけではないようだ。 「その違いのひとつは上るときの姿勢です。よくあるのが、足元を見て前かがみになっている状態。これだと重心が体の中心からずれるので、頭や体を支えたり、股関節や膝への負担を軽減しようと、そのまわりの筋肉が使われます。より多くのエネルギーが必要になるのです。 また、つま先だけを階段のステップにかけて上ると、バランスをとろうと、膝が前に突き出た形になるので、余計に脚の筋力が必要です。長く続けていると、膝のトラブルを引き起こしかねません。 足元を見ずに、視線を3段ほど先に向け、姿勢を真っすぐに保ちながら、ステップには足裏全体でしっかり踏み込むこと。こうすると体重が真下にかかるので、疲れを軽減することができます」
3 落ち込んだときこそ「そわかの法則」でポジティブ思考に
落ち込むことがあったり、気分がさえないとき、そんな心はそのまま体の疲れとして現れる。そんなときこそ「そわかの法則」だという。 「『そわか』とは『掃除・笑い・感謝』の頭文字をとった言葉です。これらを実践すると幸運がやって来るというものです。 皆が嫌がることを率先して行い、笑顔を絶やさず、人への感謝の気持ちを持つことです。落ち込んで何もする気が起きないときこそ実践すると、ネガティブな感情から解放されて、心を立て直すスイッチになるはずです。これは私自身が実践している方法です」
4 天気に敏感な人は天気予報のチェックを習慣にする
雨や曇りの日はなんとなく元気が出ない、低気圧が近づくと頭痛がひどくなるといったことはないだろうか? 犬を飼っている場合は、雨の日は一日中寝ているといった愛犬の行動で気づくこともある。 「実は、気圧の変化は心身に影響を与えることがあります。天気によって頭痛が起きたり足腰が痛むといった症状は、最近は日本でも『天気痛』として注目されています。 こうした天気痛への対処で大切なのは、自分カルテを作ることです。不調を感じた日と症状をメモしておくのです。すると、『雨の日は頭痛がひどい』『曇りの日は気分が落ち込む』といった、天気との法則性がわかってきます。すると、その前に薬を飲むなどの対応ができるようになります」 天気予報をチェックする習慣をつけることで、前もって心身の不調に対する準備ができ、不要な疲れを未然に防ぐことができる。