階段を上るときは〇〇するだけで疲れにくくなる【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術⑥】
5 週末のデジタルデトックスで脳にも休日を!
仕事でパソコンに向かい、通勤や休み時間にはスマホを見てしまう…。そんな人は少なくないのではないだろうか? 「パソコンやスマホの画面を見ているだけで、脳は多くの情報を受け取り、それを処理してフル回転で働いています。たとえ体を動かしていなくても、夕方になるとぐったり疲れるのはそのためです。 この脳疲労を解消するためには、スマホやパソコンを使わない時間を長くすることが大切です。気がついたらスマホを手にとっている人は、スマホ依存症かもしれません。できたら一週間に1日、これらに触らない日をつくってはどうでしょうか? せめて、夜何時からは触らないようにするなど、できる範囲で始めるといいでしょう」 《スマホ依存度チェック》 □ スマホが手元にないと落ち着かない □ 一日中スマホに関することを考えて、どうしても触ってしまう □ メールやSNSを必要以上にチェックする(すぐに返信しないといけないと考える) □ ネットサーフィンや動画の視聴をしていると、気づくとかなりの時間がたっている □ 気づいたときには小遣い以上に課金していた ひとつでも当てはまるならスマホ依存症かもしれない。少しずつでも、見ない、触らない時間をつくって、脳を休ませることをおすすめする。
【教えてくれたのは】 工藤孝文さん 内科医・糖尿病内科・統合医療医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後は大学病院などを経て、現在は福岡県みやま市にある自身のクリニックにて地域医療に注力。専門は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療、ダイエット治療など多岐にわたり、テレビ・ラジオなどのメディアで医療の最新情報を発信。著書に『「毎日疲れない」にいいこと 超大全』(宝島社)など多数。 イラスト/midorichan 取材・原文/山村浩子