頻発する「個人情報の流出」…不安を感じたらやっておきたい2つのチェック&流出時の対処法を解説
不正アクセスなどを理由に個人情報が流出する事件・事故が多発しています。「自分は関係ない、大丈夫だ」と思いたいところですが、最近では大手企業が運営するWebサイトやオンラインサービスでも同様の被害が発生しており、そうも言っていられない時代になっています。 そこで今回は、実際に自分の個人情報が流出していないか確認する方法と、流出の可能性がある場合にとるべき対処についてご紹介します。 【画像】カード会社からのメール、と思いきや…巧妙化する“フィッシング詐欺”に国民生活センターが警告
◆確認方法1. 個人情報の流出を調べられるツールを利用する
いろいろなWebサイトに登録している個人情報が流出していないかは、GoogleやAppleのツールを利用して調べるのがおすすめです。 ・Google パスワードチェックアップ ・Apple iPhone パスワードアプリ これらは「すでに流出してしまった可能性のある情報」をもとに、同じメールアドレスやパスワードが利用されているWebサイトを検出し、情報流出の可能性を示唆してくれます。 例えば「通販サイトA」に登録している情報が流出した可能性がある場合、同じメールアドレスやパスワードを使い回しているもの(仮に「通販サイトB」とします)も、第三者による不正ログインの危険にさらされることになります。上記のツールは、通販サイトBのようなパターンを検出し、パスワードの変更などを勧告してくれるのです。
◆確認方法2. メールやDM、クレジットカードの利用履歴をチェックする
個人情報が流出してしまった場合、突然身に覚えのないメールが送られてきたり、DMが郵送されてきたりすることがあります。特にメールは送料などもかからないため、流出した情報を得た第三者がさらなる個人情報を手に入れるために送っているかもしれません。 メールの受信トレイや郵便ポストなどにそういったものが紛れ込んでいないか、チェックしましょう。 また、クレジットカードの利用履歴もチェックしておきましょう。大きな買い物をしていないのに高額な請求が来れば一目で不正利用だと気付けますが、最近は少額の決済だけを繰り返し行うような、持ち主に気付かれにくい不正利用も増えてきています。 利用履歴を確認し、身に覚えのない請求があれば、どこかのWebサイトからクレジットカード情報を含む個人情報が流出している可能性があります。