不思議な力が恋を後押し、ピュアな恋愛ドラマ。
人が恋する姿を観ることは、時に辛く、時に切ない。でも深く考えさせられる。LGBTQ+の恋を丁寧に描いた名作は豊富だ。人間ドラマはもちろん、ファンタジーからクライムサスペンスまで、5人のドラマラバーが沼落ちしたファンタジックなラブストーリー作品をリコメンド。
#01. 「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 SNSでも大ブームとなったヒット作
通称「チェリまほ」。童貞のまま30歳を迎えたことで"触れた人の心が読める魔法"を手に入れた、冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚衛二)は、社内の人気者で仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)に触れた時、自分への恋心を聞く。戸惑う安達をよそに、彼への想いが暴走する黒沢。"心の声"を通して葛藤しながらも想いが通じ合っていくふたり。「丁寧に作られていて、映像も美しい。優しい視点で作られているので安心」(エスムラルダ)。「安達への愛情あふれる黒沢が、マフラー巻き、手料理、風邪の看病などかいがいしく動く姿も素敵。ポップかつコミカルに同性愛を幅広く認知させた」(かわむら) 「中高年女性が非常に弱い四文字『赤楚衛二』を発掘してくれてありがとう。いまじゃ非モテ、童貞、社畜を演じさせたら日本で右に出るものなし!」(小林)
#02. 「カラーラッシュ」 恋は灰色の世界を色鮮やかに変える。
韓国のボーイズグループ、THE BOYZ出身のホ・ヒョンジュンのドラマデビュー作。色覚異常で世界が灰色にしか見えない"モノ"は、"プローブ"と呼ばれるある特徴を持つ人と顔を合わせると、"カラーラッシュ"という現象を引き起こし、世界をカラーで見ることができる。モノである転校生チェ・ヨヌ(ユジュン)は、アイドル練習生のコ・ユハン(ホ・ヒョンジュン)と出会う。ユハンがマスクを取った瞬間、カラーラッシュを初めて経験するヨヌ。「病が恋の障壁になるドラマは多くあります。しかしヨヌには、その病がユハンと近づくきっかけになり、性別関係なく離れがたい理由に。『恋はすべて必然』と思わずにはいられない。これほど色彩美に引き込まれた作品も初めて」(石川) 「男子高校生同士の恋は初々しく、胸キュン必至。さらに特異体質をモチーフにした点も斬新」(かわむら)