「医師は高収入」と聞きますが、風邪で診察してもらっても支払いは「1200円」程度です。なぜ平均年収が「1000万円」を超えられるのでしょうか?
高収入の裏にある重いプレッシャー
医師は高収入と言われる一方で、その業務には多くの苦労や責任が伴います。厚生労働省の調査によると、時間外や休日労働を40時間以上おこなった医師が、全体の8割近くにのぼります。 特に、救急対応や夜間診療が求められる現場では、心身ともに大きな負担を抱えるケースが少なくありません。また、医療現場は日々進化しており、新しい治療法や医療機器への対応が求められる中で、日々の勉強も欠かせません。 このように、医師の仕事には収入以上の責任とプレッシャーが伴っているのです。
まとめ
私たちが窓口で支払う治療費は、医療費の一部にすぎません。医師が高収入と言われているのは、診療報酬という形で国から支払われる金額が大きいことが大きな要因です。 高収入の背景には、長時間労働や責任の重さ、医療の進化に伴う日々の努力など、多大なプレッシャーがあるのです。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 厚生労働省 第24回医療経済実態調査(医療機関等調査) 報告-令和5年実施- 国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告- 厚生労働省 医師の勤務実態について 執筆者:渡邉志帆 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部