左股関節を痛めて故障者リスト入りしているパドレスのダルビッシュ有（MLB Advanced Media）

　左股関節を痛めて15日間の故障者リストに登録されているダルビッシュ有（パドレス）の戦列復帰が決まった。米公式サイト「MLB.com」でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者によると、ダルビッシュは日本時間6月25日から始まる本拠地ペトコ・パークでのナショナルズ3連戦の2戦目、日本時間6月26日の試合に先発するようだ。今季1度目の故障者リスト入りから復帰した直後は24イニング連続無失点の好投を見せたダルビッシュ。今回の戦列復帰後はどんなピッチングを見せてくれるか注目だ。 　今季のダルビッシュは日本時間5月20日のブレーブス戦で7回2安打無失点の好投を見せ、野茂英雄、黒田博樹に次いで3人目となる日米通算200勝を達成。その時点では4勝1敗、防御率2.08の好成績を残していた。しかし、日本時間5月25日のヤンキース戦で自己ワーストタイの4本塁打を浴びて6回途中9安打7失点でノックアウトされると、日本時間5月30日のマーリンズ戦では左ハムストリングの張りを訴えて3回6安打3失点（自責点2）で降板。その後、左股関節痛により今季2度目の故障者リスト入りが発表された。 　パドレスは先発3本柱のうち、ジョー・マスグローブとダルビッシュが同時に故障者リスト入りするという緊急事態に見舞われ、ランディ・バスケスとアダム・メイザーの両新人右腕がローテ入り。ディラン・シース、マイケル・キング、マット・ウォルドロン、バスケス、メイザーの5人でローテを形成し、この3週間を戦ってきた。ナショナルズ3連戦ではウォルドロン、ダルビッシュ、シースの3人が先発予定。ダルビッシュはメイザーと入れ替わりでローテに復帰することになる。 　現在37歳のダルビッシュは今季ここまで11試合に先発して56回1/3を投げ、4勝3敗、防御率3.20、53奪三振を記録。マイナーのリハビリ登板は日本時間6月20日にA＋級フォートウェインで先発し、4回途中まで49球を投げて被安打7（うち被本塁打1）、奪三振3、与四球1、失点6という内容だった。