「Apple Watch Series 10」に4年前のモデルから買い替えて感じた3つのこと “意外と良かった”のは内蔵スピーカー
Apple Watchを初代から取材・レビューし続けてきた筆者ですが、個人としては「Apple Watch Series 6」までしか購入していませんでした。 【写真】「Apple Watch Series 10」の写真を見る 地味な変化だが、実はケース裏側の継ぎ目がなくなっていたりする しかし、2024年秋に発売された最新の「Apple Watch Series 10」(以下、Series 10)に、久しぶりに買い替えをしました。ここでは、同機を1カ月使ってみた上で気づいた3つのことをまとめました。
ジェットブラックにすればよかったかも……
Series 10では、前モデルに比べてケースサイズが1mm大きくなり、薄さが1mmスリムになりました。実際に新モデルを装着してみると、確かに画面が少し大きくなり、なんとなく薄くなった気はします。 ただし、古いモデルの「Series 3」を長く使ってきたような人なら別として、多くの既存モデルのユーザーにとっては、そこまで衝撃的な変化を感じるわけではありません。 また、デザイン刷新に伴って、ケース裏側の継ぎ目がなくなり、ケース全体がよりシームレスな外観になっていますが、これについても肌に触れる面のことなので、装着時には見えません。デザイン刷新は、本世代のアップデートの目玉である一方で、その進化幅にさほど驚くことはありませんでした。 一方、新色の「ジェットブラック」は実物に触れてみると、暗い状態のディスプレイに近い光沢感のある黒色でケース側面までが統一されており、洗練された印象でした。筆者は従来からある「シルバー」を購入したのですが、購入後に見たジェットブラックに引かれてしまったので、これから購入を検討する人はまず、店頭で実機を探して確認してみると良いかもしれません。
充電速度がかなり速くて使いやすい
Series 10の使い勝手に関しては、まず充電速度がアップしたことに感動しました。 Series 10を高速充電すると、たった30分で0%から80%までチャージされます。 バッテリー持ちについては、諸々のヘルスケア・ライフログ機能をオンにしておくと、結局1日1回の充電が必要です。しかし充電時間が短くて済むので、シャワーを浴びて顔を洗うくらいの隙間時間で充電器にセットしておけば、必要な充電がほぼ完了するイメージです。これによってワークアウトや睡眠時の計測も、ストレスなく行いやすくなりました。 ちなみに、Series 7~9のモデルはすでに高速充電に対応していましたが、こちらの充電速度は45分で0%から80%になるようなものでした。Series 10ではこれがさらに速くなったわけです。さらにSeries 6以前のモデルでは、満充電に1時間半以上かかることすらあるので、使い勝手は雲泥の差と言えるでしょう。