SNSで戦力外、現役続行宣言をした阪神西岡に行き先はあるのか?
阪神の西岡剛(34)は2日、1日に球団から戦力外通告を受けていたことを自身のインスタグラムで明らかにした。 「阪神タイガースファン、関係者の皆様へ」と題した長文の文書を掲載した冒頭で「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニフォームを脱ぐことになりました。カッコつけた言い方をしましたが、10月1日に戦力外通告を受けました。また新しい経験が僕にはできました」と伝えたもの。 西岡が阪神に移籍したのは2012年のオフ。故障に苦しみメジャー挑戦していたツインズを2年で退団したタイミングで故・中村勝広GMのラブコールに応えたもの。移籍1年目の2013年は、主に「1番・二塁」で122試合に出場し打率.290、11盗塁、出塁率.346の成績を残してファン投票1位によるオールスター出場、両リーグベストナインを獲得してチームのリーグ2位に貢献した。 だが、翌2014年の開幕直後の巨人戦でライトとセカンドの間に上がった打球を追って福留孝介と激突し長期離脱、2016年7月には、左アキレス腱を断裂するなど大きな故障続きで、今季はわずか23試合出場に終わっていた。 世代交代を進め、内野では、大山悠輔(23)、糸原健斗(25)、北條史也(24)、植田海(22)らの若手を育てたい阪神の構想から漏れることになった。 西岡は、戦力外をファンに報告したインスタの中で、独特の言い回しで、引退はせず、他球団での現役続行を目指す姿勢を明らかにしている。 「次の新たな目標は小さい頃目標にしていたプロ野球選手になることが今の目標です!」 さらに「また来年もプロ野球選手として甲子園の土を踏める事を一つの目標として頑張ります!」とも綴っている。 意味深だ。 現在は、セパ交流戦があるため、「甲子園の土を踏む」と書かれていることが、何もセ・リーグの球団を示すことではないのだろうが、西岡の頭の中に移籍をイメージする、どこかのセの球団があるのかもしれない。 では西岡の獲得に興味を示す球団はあるのだろうか? 西岡のポジションは、二塁、或いは、三塁。外野にも、チャレンジしているので、できないことはないが、その守備力に期待はできない。そして、スイッチバッターの特性として、左、右関係なくオーダーを組めることと、一発はないが、1本タイムリーが欲しい場面での代打の切り札としての使い道がある。