12月は餅への支出が30倍!年末年始は餅による窒息に要注意「チョークサイン」を見つけたらすぐに手当てを…事故を防ぐ5つのポイントとは
年末年始に食べるもののひとつが「餅」。毎年この時期は餅による窒息事故が多く消防では注意を呼びかけています。 【写真を見る】12月は餅への支出が30倍!年末年始は餅による窒息に要注意「チョークサイン」を見つけたらすぐに手当てを…事故を防ぐ5つのポイントとは 総務省の家計調査によりますと、2023年までの過去5年間、2人以上世帯の餅への平均支出額はいずれの年も12月が最も多いということです。2023年は最も少なかったのが7月の31円で、12月は904円で約30倍です。年末年始に餅を食べる機会が多くなることから、消防では窒息事故にならないよう注意を呼びかけています。 ■注意するポイント 東京消防庁のHPでは餅による事故を防ぐ5つのポイントを挙げています。 (1)餅は小さく切って、食べやすい大きさする (2)急いで飲み込まず、ゆっくりと噛んでから飲み込む (3)乳幼児や高齢者と一緒に食事をする際は、食事の様子を見守りなど注意を払う (4)餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んでのどを潤しておく (5)いざという時に備え、応急手当の方法をよく理解する ■餅が詰まったときにすることは 首を押さえる「チョークサイン」を出しているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などで気道が塞がれていることが疑われます。 そのようなときは大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの搬送を依頼し、すぐに気道異物除去を始めます。 周りに人がいないなど誰も来ない場合は、119番通報とAEDの搬送はせずに直ちに気道異物除去を始めてください。 呼びかけて反応がある場合は (1)咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせる (2)咳もできずに窒息しているときは、背部叩打法を行う ■背部叩打法 【傷病者が立っている場合や座っている場合】 傷病者の背中側から、片手の手のひらのの付け根で、両側の肩甲骨の間を数回以上強く叩きます。 【傷病者が倒れている場合】 傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支え、背部を叩きます。 【呼びかけに反応がない場合や反応がなくなった場合】 ただちに心肺蘇生を開始してください。
富山市消防局によりますと、管内の去年1年間の餅による窒息事故の消防への通報は去年1月が3件、ことし1月は4件だったということです。
チューリップテレビ
【関連記事】
- 「1歳の息子が車に閉じ込められた」炎天下の駐車場でとっさの判断 救助の男性が迷わずとった行動とは 富山・南砺市
- 「やりたいことを堂々と」顔面動静脈奇形・河除さん 劇団員としてマスクなしで初舞台「ハイスペックイケメンにしか見えなかった…」富山
- なぜ母親は13歳の娘に不倫相手との性行為を見せたのか「変な親心で…」児童福祉法違反などの罪に問われた母親が裁判で語ったこと 子供の性被害がなくならない
- 「いい加減止めないと大変なことになる」梅毒が10年で女性は23倍に…骨や臓器に“ゴムのような腫瘍”放置すれば死に至る場合も 富山県でも急増“偽装の達人”体内でゆっくりと進行
- 「生まれてきてよかった」難病・顔面動静脈奇形の河除静香さん 見た目の悩みを乗り越え“この顔だからこそできること”