「ミスをチャンスに変える」ずるい“謝罪メール術” 仕事がデキる人は不用意にお詫びをしない
こうした悔しい思いをしないためにも、メールではミスのレベルに合ったお詫び言葉で、バランスをとる必要があるのです。 仕事がデキる人(ずるい人)はこの使い分けがうまく、不用意にあらたまった表現でお詫びをしません。 ★3段階別! お詫びフレーズ集 ・小さな(軽い)ミス 失礼しました/大変失礼しました ・少し大きな(重たい)ミス 申し訳ありません/申し訳ございません ・大きな(重たい)ミス 大変申し訳ありません/大変申し訳ございません
誠に申し訳ありません/誠に申し訳ございません 他にもずるい人は、限定的な謝罪を使うことで、何に対して謝罪しているのかを明確にします。 「ご不快な思いをさせてしまい、心よりお詫び申し上げます」 こうすることで、パワーバランスが崩れすぎないようにしているのです。 また全体に対してよりも、その事象に対して限定的な謝罪をするほうが、謝罪の理由を深く理解している、適当に謝罪しているわけではない、という印象を与えられます。
■「ありがとう」でピンチをかしこく乗り切る 「メールで好印象を与えたい」というのは、誰もが考えることでしょう。あなたも“気の利いたフレーズ集” などを購入して、語彙力を磨こうとしたことがあるのではないでしょうか。 実は、謝罪メールにも使えて、汎用性も高く、相手が受け入れやすい魔法のようなフレーズがあります。 それは「ありがとう」です。 「ありがとう」は、私たちが子どもの頃から受け継いでいる感謝の精神を表し、互いの心を結び付け、尊重しあう土台となる力を持った言葉です。
それなのに仕事では、感謝の気持ちを伝えるフレーズよりも、お詫びの気持ちを表すフレーズのほうが、多く飛び交っています。 もしあなたが「申し訳ありません」「恐縮です」を毎日のように使っているのなら、要注意です。 なぜなら前述したように、お詫びフレーズの多用によって、相手とのパワーバランスは崩れるからです。相手と対等な関係で仕事をしたいのなら、むやみに謝らないことが重要です。 ずるい人は、不用意にお詫びをしない代わりに、お礼のフレーズを多用しています。相手に何か対応してもらったとき「ありがとう」で表現できないかを考えるのです。