万博参加希望団体がプレゼン・展示 万博協が「TEAM EXPO 2025 MEETING」開催
2025年日本国際博覧会協会は20、21日の2日間、大阪市中央区のOMM(大阪マーチャンダイズ・マートビル)で、万博関連イベント「TEAM EXPO 2025 MEETING」を開催しました。期間中、大阪・関西万博の「TEAM EXPOパビリオン」への参加を目指す各団体が、ブース展示やプレゼンを実施しました。 【動画】定例会見で2025年大阪・関西万博について語る大阪府の吉村洋文知事
展示・プレゼンをパビリオン出展の選考材料に
万博協公式サイトによると、「TEAM EXPO 2025」とは、「多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で大阪・関西万博とその先の未来に挑む、みんながつくる参加型プログラム」とのこと。同プログラムには、社会課題の解決などに取り組む団体の活動(共創チャレンジ)と、こうした活動を支援する団体(共創パートナー)が登録されています。
2025年大阪・関西万博では、同プログラムに登録された団体らが活動成果を発表する場として「TEAM EXPOパビリオン」が用意されています。 2日間行われる当イベントでは、各団体が取り組みの進捗や成果をブース展示・プレゼンで披露。展示・プレゼン内容は同パビリオン出展の選考材料となります。あわせて、当イベントには「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加していない来場者に対し、参画を呼びかける内容なども盛り込まれました。
会場は、1つのブース展示エリアと、4つのプレゼンを行うエリア、万博会場を体感できるエリアなどで構成されています。 ブース展示エリアのうち、ソニー・ミュージックエンタテインメントは、鼻歌で演奏できるウルトラライトサックスなど、誰でも演奏できる「ゆる楽器」を紹介。同社の丸子由佳さんは「このサックスは、目の不自由な人や楽譜が読めない人でも演奏できます。万博でも皆さんに『ゆる楽器』を体験してほしい」と話していました。
昆虫食に関する展示を行ったのは、近畿大学発ベンチャー・POIの清水和輝社長。現在、同大大学院農学研究科に在学中という清水社長は、同大薬学部との共同研究を通じて昆虫の栄養成分からサプリや飼料を開発する構想を語るとともに、「こうした日本発の技術で、世界中の人々が食べられる昆虫食を提案したい」と意気込みました。 この他、プレゼンを行うエリアでは、各団体が短時間で次々とプレゼンを実施。万博会場体感エリアでは、「TEAM EXPOパビリオン」に設置されるステージのサイズを体感できるコーナーの設置や、「TEAM EXPO 2025」の紹介などが行われました。 (取材・文:具志堅浩二)