天王寺動物園 世界最高齢のメガネグマ、ダイスケ死ぬ 33歳
大阪市天王寺区の天王寺動物園は4日午後、同園で飼育しているメガネグマのダイスケ(雄)が死んだと発表した。同園によると、ダイスケは世界で飼育されているメガネグマで最高齢の33歳だったという。 【拡大写真】天王寺動物園の「奇跡のニワトリ」死ぬ(2021年6月19日)
同園の発表によると、ダイスケは1990年12月4日、ドイツのライプツィヒ動物園で生まれ、1993年3月24日に天王寺動物園へやってきた。 ダイスケは数年前から足腰に衰えが見えだしたため、飼育員や獣医師が相談しながらエサの内容を調整したり、定期的に皮下補液などの処置をしており、同園のホームページでもたびたび近況が伝えられていた。
獣医師が4日午後3時40分に死んでいるのを確認
先月30日には放飼場で一時起立不能になり、その後はクマ舎内の産室で過ごしていたという。4日午後、飼育員がダイスケの様子を確認したところ横たわっており、獣医師が同日午後3時40分に死んでいるのを確認した。 同園飼育員は「先週までは外に出ていましたが、ここのところは部屋の中におり、飼育員らで元気になるように暖かくしていましたが残念です」と話していた。
ダイスケは飼育されているメガネグマで最高齢だった
同園によると、世界的な動物園情報管理システム「ZIMS」に登録されている情報で、ダイスケは世界で飼育されている125頭(雄66頭、雌59頭)のうちで、最高齢だったという。 ダイスケの死により、同園のメガネグマは雌のプッペ(30歳)のみになった。お別れの会などは予定されていない。