W杯出場に向けた戦いへ。サウスゲート後任のトゥヘルが正式にイングランド代表監督に就任
2026年に開催されるワールドカップ(W杯)に向け、18ヶ月契約でトーマス・トゥヘル監督が正式にイングランド代表監督に就任した。 ガレス・サウスゲート監督の後任を探していたイングランドサッカー協会(FA)は、10月にトゥヘル監督が2025年1月1日から就任することを発表。チェルシーやバイエルンでともに働いたアンソニー・バリー氏もアシスタントコーチを務めることが発表されていた。 現在51歳のトゥヘル監督は正式就任前の12月初めに2026年のW杯予選抽選会に出席し、セルビア、アルバニア、ラトビア、アンドラと同じグループに入ることを確認。その時には「セルビアとアルバニアに対して大きな敬意を持っている。彼らは常に驚きをもたらす可能性がある。技術的なサッカーの強い歴史、情熱的な観客と選手たちを持っている。2人の有名な元選手が監督を務めているので、そのことを十分に認識しておく必要がある」と語り、今後のW杯予選に向けた思いを明かしていた。 「まずは予選突破が必要だ。これが最も重要なことで、ここに全ての焦点を当てなければならない。夢を実現する前に、真剣に、敬意を持って取り組み、結果を出すこと以外のアプローチはあり得ない。イングランドには遠くまで行ける選手と特徴がある。しかし今は予選でそれを証明しなければならない。強豪国間の差は常に縮まっており、どの大会でも試合に勝つことがますます難しくなっているところが見られる。まず何よりも、完全なリスペクトを示し、3月から最高のレベルに達することを確実にしなければならない」 正式に就任したトゥヘル監督は、今後チームを率いながらW杯予選を勝ち進んでいくことが求められる。指揮官の初陣は3月21日と24日にウェンブリーで行われるアルバニアとラトビアとのホームゲームとなり、そこでの結果がまず注目されることになりそうだ。