イスラエルが軍事作戦強化の構え ラファの退避勧告拡大
イスラエル軍は、ガザ地区南部ラファのさらに広い地域に退避勧告をだし、軍事作戦を強化する構えを見せています。 イスラエル軍は11日、ガザ地区ラファでさらに広い範囲に退避勧告をだし、住民に避難用のテントなどを設置した海沿いのエリアに移動するよう求めました。攻撃を恐れ、多くの住民が移動を始めていて、国連の支援機関は11日、およそ15万人がラファを離れたとの推計を明らかにしています。 こうした中、イスラエル軍はガザ地区北部ジャバリアでも、住民に退避を呼びかけました。イスラム組織ハマスが再び態勢を立て直しつつあるため、軍事作戦を再開するとしています。 報道官は、この数日、ガザ全域でハマスの拠点を狙った空爆を行い、地上部隊もハマスの戦闘員30人を殺害したと主張しています。一方、パレスチナ側はイスラエルの空爆などで住民7人が死亡したとしています。