今年発売された国産ブランドの5～10万円のおすすめモデルをまとめて紹介

今年の新作時計を価格帯別にまとめて紹介する連載企画、“買いの時計“総まとめ。前回の記事は海外ブランドの10万円以下のモデルをテーマにしたが、今回は国産ブランドの同価格帯のモデルをクローズアップ。 【画像】7モデルを厳選！今年発売の5～10万円の国産ブランド腕時計まとめ 海外産はクォーツ時計も多い5～10万円の腕時計だが、国産ブランドは上手くコスト削減を行っており、この価格帯でも思わず迷ってしまうほど良質な機械式時計がラインナップされている。腕時計に10万円以上はかけられないけれど、それなりに良い時計がほしいと考える方にも最適な7モデルを厳選した。

セイコー 5スポーツ／SNXSシリーズ（SBSA257）

世界中で愛されたセイコー 5スポーツのスポーツウオッチ“SNXS”モデルをベースに、今年復刻された新コレクション。 コンパクトなサイズ感、当時の開発部門が“へびたま”と愛称をつけていた中央が膨らんだケース形状、4時位置のリューズなど往年のディテールを踏襲。1970年代の5スポーツで多く採用されていたオレンジ色の秒針も、文字盤にコントラストを利かせている。 ■Ref. SBSA257。SS（37.4mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.4R36）。5万3900円

カル・レイモン／マジェスティ オートマティック

飽きずに長く着けられるクラシックデザインの腕時計に定評のある国産時計ブランド、カル・レイモンの一作。 文字盤には地金に塗料を薄く均一に吹き付けてから乾燥させる工程を繰り返し、さらに丁寧に磨き上げるラッカー仕上げにより、エナメルのような光沢感を付与。ラグスポのエッセンスを取り入れたケースデザインも相まって落ち着きのある高級感を放つ。 ■（左）SS（40mm径）。5気圧防水。自動巻き（Cal.Miyota 9029）。9万6800円／（右）SS（40mm径）。5気圧防水。自動巻き（Cal.Miyota 9015）。9万6800円

クオ／ロイヤルスミス 90-006 アイボリー

創設からわずか数年で世界的に注目される国産マイクロブランドに成長したクオの人気モデル“ロイヤルスミス ”がデザインを一新。 50年代の時計に見られたスクエアパターンの文字盤装飾“ワッフル文字盤（ハニカムとも）”が採用され、上品さを保ちつつも遊び心のある雰囲気を演出できる。針やインデックスの形状もクラシカルなものでまとめ、当時のドレスウオッチの質感を見事に再現している一作だ。 ■SS（35mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.MIYOTA 9039）。8万5900円

ここでは3モデルを取り上げたが、本記事ではそのほかのおすすめモデルも多くの画像付きで掲載。5～10万円の価格で楽しめる国産ブランドの良質時計を紹介している。