60代から画家として活躍。浅野順子さんの自由でかっこいいマチュアライフ【7月に読みたい記事】
これまでクウネル・サロンでご紹介した記事の中から、7月に読みたい記事をピックアップしました。ラグジュアリーブランド『LOEWE(ロエベ)』のキャンペーンモデルに起用され話題の浅野順子さんのライフストーリーです。 ※記事の初出は2023年3月。内容は執筆時の状況です。 【画像一覧を見る】 昨年発売されたクウネル9月号のスナップにご登場いただいたところ、「あのかっこいい女性は誰?」と各方面から注目が寄せられた浅野順子さん。この春から、プレミアムメンバーとしてクウネル・サロンに参加いただけることになりました。リメイクデニムやプチプラ服をかっこよく着こなし、現在は画家として活躍中。 ファッションも生き方も独自のスタイルを持つ浅野さんとは、一体どのような女性なのでしょうか。
息子は俳優の浅野忠信さん。古着店やバーの経営もしてきました。
クウネル9月号のスナップ取材で、青山で偶然キャッチした素敵な女性。絵の具でペイントしたというデニムに『ZARA』のデニム。飾らない出立ちながら三つ編みにしたシルバーヘアーのバランスがかっこよく、独自のオーラを放っていたのが浅野順子さんでした。 圧倒的オーラに緊張しつつ撮影させていただくと「孫がモデルをやってるのよ。SUMIREっていうの」と浅野さん。お孫さんがSUMIREさんということはもしかして…とたずねてみると「息子は俳優の浅野忠信です」とにっこり。言われてみると確かに似ていらっしゃいます。 横浜生まれ、横浜育ち。1960年~1970年代にかけて、面白い人やカルチャーが集まる横浜で、ちょっと悪くてかっこいい大人たちに囲まれ、親友とディスコに通ったり古着店を巡ったり…。自由奔放な青春時代を過ごし19歳で結婚、21歳と23歳で出産。二人の男児の育児に追われながらも米軍のフリーマーケットで格安で見つけた洋服をリメイクするなど、自分らしいファッションを楽しんできたと言います。 「掘り出し物を見つけるのが上手なの。当時買った子供服や何やら、以前フリーマーケットに出したら業者みたいな人が全部買っていったっけ。古着店を経営していたこともあるし、今も『ZARA』や『H&M』でおしゃれなプチプラ服を見つけるのが楽しい」 ご取材の日に着ていたデニムコートは『チャイハネ』、ワンピースは『ZARA』のセールで2000円以下で購入したものだそう。メイクは眉を軽く描いただけ。トレードマークのロングヘアは洗いざらしにヘアオイルをなじませただけとシンプルなのに本当に素敵です。 「ネイティブインディアンの血が入っているから、若い頃は地毛をさらに黒く染めたりしていたこともあるけれど、シルバーヘアに移行してからはずっとこのまま」なのだそう。