Jアラート「課題もあると認識」松野官房長官会見11月4日(全文)
立憲・泉代表が内閣不信任案に言及。受け止めを
毎日新聞:毎日新聞の村尾です。旧統一教会の被害者救済のための法整備の関連で伺います。今日、立憲民主党の泉代表が会見で、協議がまとまらなければ岸田首相の国民に対する重大な背信行為で、内閣不信任に値する事案だと発言されました。内閣不信任案に言及されたので、その受け止めや、最大の焦点である献金、寄付の在り方についてどうまとめていくのかお願いします。 松野:与野党協議会については政党間での議論のため、政府の立場からコメントは差し控えたいと思います。政府としては与野党協議での議論も参考にしながら、将来に向けて被害の発生防止、救済を容易にするために必要な法制度の見直しを進めています。いずれにしても速やかに検討を行い、準備ができたものから早期に提出してまいりたいと考えております。
11月の国際会議時に日韓首脳が直接対面するのか
共同通信:共同、スズキです。日韓首脳会談の関連で伺います。自民党の麻生太郎副総裁が2日から3日に訪韓し、尹大統領や朴外相と面会し、日韓関係改善に向けた意見交換をされたとのことです。日韓首脳会談の開催に向けた地ならしとの見方も出ておりますけれども、相次ぐ北朝鮮のミサイル発射や元徴用工問題などの両国間の懸案の解決に向けて、11月の国際会議の機会に両国首脳が直接対面する必要についてどうお考えか、ご見解を伺います。 松野:麻生太郎衆議院議員は日韓協力委員会会長、中曽根康弘世界平和研究所会長として、韓日協力委員会と会談するために訪韓したと承知をしています。日本政府としては国交正常化以来、築いてきた友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を健全な関係に戻し、また発展させていく必要があり、引き続き韓国政府と緊密に意思疎通していく考えでありますが、現時点で日韓首脳会談についてなんら決まっているわけではありません。
日韓外相同士の対話は必要と考えているのか
安積:フリーランスの安積です。日韓首脳会談についてお伺いいたします。先ほどの麻生副総裁の訪韓について、健全な関係を目指す、国政に対する直接的な影響はないというふうなご発言がありましたが、健全な関係に戻すためには外相同士の対話とか、そういったものが必要というふうにお考えでしょうか。 松野:日韓関係を、先ほど申し上げましたけれども、国交正常化以来、築いてきた友好な協力関係に基づき、健全な関係に戻していくためには各級の会談、また、民間等も含めたさまざまなチャネルでの緊密な連携が必要であると考えております。