【密着】1ヵ月後のフィジーク大会への挑戦。一流マッチョの体づくり
【密着】1ヵ月後のフィジーク大会への挑戦。一流マッチョの体づくり
健康への取り組みとして都内のパーソナルジム「T-Fitness」とコラボ企画を始め「本物のマッチョを目指したい 」という須貝さん(28歳)の第3回記事として、トレーニングの中間報告やポージング練習、管理栄養士による食事指導などを取材させていただきました。 ※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2024年6月取材。
chapter01 トレーニング中間報告
これまで3ヵ月間トレーニングに励んできた須貝さん、現在はどのようになっているでしょうか? 編集部: 現在の体重や体脂肪率はどうなっていますか? 須貝さん: 体重は77.3kg、体脂肪率は18.6%です。身長は173cmなので、BMIは25.8になりますね。初回に測定した時は体重89.9kg、体脂肪率25.9%、BMI30でしたので、順調に落ちています!数値だけでなく、食事とトレーニングの両方からアプローチしているので、よりフィジークに近い、逆三角形っぽい体になってきていると思います。 編集部: 生活は変わりましたか? 須貝さん: 変わりました。週に5回のトレーニングはもちろんですが、トレーニングのない日に歩いて会社に行くなど運動しない日はなくなりました。 編集部: 食事はどうですか? 須貝さん: 食事は1回ごと、1品ごとの質が変わったと思います。一つひとつ数字で見るようになりましたね。 編集部: 睡眠はどうですか? 須貝さん: 睡眠も変わりました。休息が大事だと実感するようになり、量にも質にもこだわるようになっています。基本は7時間、最低でも6時間は眠るようになり、リズムを崩さないよう休みの日も朝は7時半に起きるようにしています。以前は、夜遅くまでゲームをしていましたが、睡眠の質が落ちるので、最近はアイマスクをしてしっかり眠るようにしています。疲労回復に良いというビタミンやミネラル、アミノ酸もサプリで補っています。 編集部: トレーニングはどうでしょうか? 須貝さん: 三角形の頂点にあたる肩を重点的に鍛え、ウエストの細さを意識して作ることによって綺麗な逆三角形を作るように取り組んでいます。以前は休むのが怖かったのですが、休まないと疲労がたまり、しっかり絞り切れなくなっていることに気づいたので、トレーニングの頻度を落とすようにしました。そうしたら体重が落ちてきたので、今は週に2回は有酸素運動(ウォーキング)だけの日を作っています。 編集部: トレーニングで成長したと感じることはありますか? 須貝さん: 例えば懸垂は1~2回が限界だったのですが、10回連続できるようになりました。マシントレーニングでは、重量は変わっていないのですが、フォームが改善されたと感じています。狙いたい部位に効かせるためのフォームが身に付いてきました。 編集部: T-Fitness以外でも行っているトレーニングなどはありますか? 須貝さん: サイドレイズを自宅でもやるようにしています。あとはポージングですね。まだカッコよくできないので、もっともっと練習してくださいと言われました(笑)。 編集部: 笹森さんから見て、須貝さんが変化したと感じることを教えてください。 笹森さん: 有酸素運動をしっかり取り入れてくれるようになりました。 須貝さん: それまでは、有酸素運動=走る だと思っていたので、走るのが好きではなかったこともあり有酸素運動に苦手意識を持っていたんです。 笹森さん: 「除脂肪のためには走る必要はなく、むしろ早歩きが良い」と伝えて、職場やここのジムから、歩いて帰ると良いのでは?と提案させてもらいました。歩き始めた当初は順調に落ちたのですが、その後停滞してしまったので、次にトレッドミルでの方法を教えました。傾斜をマックスの15%にして時速5km(早歩き程度)で、と提案したら、須貝さんにうまくはまったようですっと落ち始めました。 編集部: ほかに成長したと感じる部分はありますか? 笹森さん: 休息の大切さなど、トレーニング以外の要素も大切にするようになったことです。フィジークではとくに、トレーニングだけがむしゃらに頑張って、それ以外は何も考えていない「筋トレバカ」にならないことが重要なんです。 編集部: 当初の目標は、大会までに達成できそうでしょうか? 笹森さん: 体重的には達成できますね。でも 体脂肪率や見た目としては、ギリギリかな……という感じです。当初の目標は70kgを切ることでしたが、 今77kgの須貝さんの体を見てもっと落とさなければいけないなと感じています。ここからマイナス7~8kg程度ではステージに立てる体にはならないので。 では、ここから実際のトレーニングに入りましょう。 ①懸垂(10回×3セット) 笹森さん: フィジーク競技における、背中の広がりや逆三角形を目立たせるトレーニングです。 大円筋や広背筋により強い刺激が入ります。 ②ナローグリップラットプルダウン(45kg 10~15回×3セット) 笹森さん: 逆三角形を作るための広背筋を狙ったトレーニングですが、こちらはより背中の下部にも刺激が入りやすくなります。バックポーズをとった際の背中の迫力を出すために取り入れています。 ③ダンベルロウイング(18kg×15回) 笹森さん: 広背筋や大円筋にも刺激が入りますが、メインは僧帽筋のトレーニングです。とくにバックポーズをとった際に、背中の凹凸感が出るようになります。