ロス五輪世代最強は? 19歳以下の日本人市場価値ランキング9位。低迷クラブの希望。ドリブルで違い生む切り札
AFC U20アジアカップ中国2025予選が21日に開幕した。サッカーU-19日本代表はロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)を目指す世代としても注目されているチームである。今回は、ロス五輪に出場できる2005年1月1日以降に生まれた選手の市場価値ランキングを『transfermarkt』のデータをもとに順位ごとに紹介する。※市場価値が並んだ場合はサイトに準拠。各データは9月21日時点。
9位:原康介(はら・こうすけ) 生年月日:2005年8月3日(19歳) 市場価値:20万ユーロ(約3200万円) 所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌 2024リーグ戦成績:12試合2得点0アシスト 原康介は、名古屋高等学校を卒業して2024シーズンに高卒ルーキーとして北海道コンサドーレ札幌に加入した。現在の市場価値は20万ユーロ(約3200万円)である。 プロ1年目のシーズンでまだ定位置確保には至っていないものの、存在感を示している。第4節のFC町田ゼルビア戦では、途中出場でプロ初ゴールを記録。これは札幌のシーズン初得点であり、チームにとっても待望のゴールだった。さらに、第17節の東京ヴェルディ戦でも途中出場で1得点を挙げた。 ベンチスタートが多いものの、原は短い出場時間で結果を残している。抜群のスピードと鋭いドリブルで違いを生み出すことに期待されているようで、劣勢の場面で途中投入されることが多い。第22節の鹿島アントラーズ戦でリーグ戦初先発を果たしたが、その後はベンチから外れることも増えている。 札幌は夏の積極補強から調子を上げており、原が出場機会を得るのはさらに厳しい状況となっている。しかし、劣勢でも諦めずにアグレッシブに戦う姿勢は好印象を与えており、シーズン前半はファンにとって希望の存在だった。高卒ルーキーが活躍できる場が少ないとされるJリーグにおいて、原はその存在感を十分に示していると言えるだろう。
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