東京医大が入試不正で会見(全文1)新合格者名簿を作成し、追加合否を判定
合否の再判定結果についての説明
合否の再判定に移ります。平成29年度、30年度の一般入試、センター試験利用入試、推薦入試について、合否の再判定を実施いたしました。不正な得点調整がなかった、現状に復した新合格者選定名簿、新名簿を使用しております。また受験生の一切の属性を不記載とした、記載されていない資料を用いて再判定を行いました。 まず第1次試験の合否の再判定と追加合格者の判定結果について述べさせていただきます。こちらは第三者委員会の先ほどお示しいたしました是正措置の提言、マル3に該当する部分でございます。下に表がありますけれども、旧名簿を用いた合格者の選定は438位、454名、平成29年度。平成30年度は437位、451名でございました。新たに名簿を作り直しました新名簿にて判定した結果、合格者431位、447名、平成30年度は434位、448名ということになりましたが、第1次試験におきまして、いずれの年度においても追加合格者はありませんでした。 続きまして第2次試験の合否の再判定と追加合格者の判定を行いましたので、ご報告させていただきます。こちらも受験生の一切の属性を不記載といたしました仕様を用いております。まず一般入試についてご説明させていただきます。一般入試の募集人員は75名となっております。 合格者の選定名簿で旧名簿を使いまして選定した人数と男女比、それから新名簿を用いまして選定いたしました男女比をこちらの表に示しております。こちらに関しましては第三者委員会の報告書にあるものと同じものになっております。合格は平成29年度、旧名簿146位、151名、新名簿145位、151名。それから平成30年度は226位、230名、新名簿で226位、240名というものになっております。 まずこの判定対象の決め方なんですけれども、お手元の判定サンプルと書きましたExcelのファイルをご覧いただけますでしょうか。こちらは実際の判定結果ではございません。あくまでもサンプルとしてご覧いただければと思います。 ちょっと分かりにくいので説明させていただきます。まず新名簿を用いまして成績順に順位を決定させていただきます。上から順位を1、2、3、4、5、6というふうに振っていきます。隣のカラム、当時の判定、これが入学試験当時の判定結果です。例えば1番の方は合格であります。ずっと合格が続いておりまして、16番の方は不合格、18番の方も不合格、22番の方も不合格というように当時の判定結果が記載されております。 3番目のカラムですけども入学者、これは現在の在校生に当たります。2番の方は合格で在校生であるということになります。そのまま横のほうにいきますけれども、例えば1番の方は合格していたけれども在校生ではありません。すなわち合格したけれども東京医大には入らなかった、入学はされなかったという方になります。なので、この方に関してましては本日、現時点でも、当時から入学しなかったということで入学の意思はなかったというふうに判断しております。 それから2番目の方ですけれども当時の判定で合格で、現在、学生として在学しております。ですので、現時点でも当時、入学の意思があったということでマルというふうな記載をさせていただいております。そしてこのように8番の方、11番、12番の方が在校生であり、入学の意思が現時点でも丸というふうになっております。 16番なんですけれども、当時の判定が不合格となっております。横のほうにいっていただきますと、この黄色のカラムを見ていただきますと、不合格だったんですが現時点でクエスチョンマークが付いております。こちらですね。そしてこれは当時、不合格とされましたけれども、新しい新名簿を用いた場合は合格ラインに達している方になります。 そしてクエスチョンが付いているのは現時点で本学に入学されたいのか、必要がないのかという意思が明らかでない方をクエスチョンマークで表させていただいております。18番の方も同様に当時、不合格とされておりますけれども、新名簿を用いた範囲では合格ラインに入っている。ただ現時点で入学の意思が明らかではありませんので、クエスチョンマークが付いております。 22番の方をご覧ください。同じく当時不合格とされております。そしてこちらのほうにも不合格というふうになっておりますが、この方は新名簿を用いましてもさまざまな理由から不合格と判定された学生さんとなります。 そしてこちらのカラムですけれども、こちらは現在、在校してる方の丸、黒丸と、それから意思の確認が取れてない方のクエスチョンの数を、こちらから延べ人数をずっと振ってあります。最後のカラムですけれども、こちらが現時点で意思の確認が取れていない方、クエスチョンマークの方の人数を1、2と上から順番に振っております。 さらにこの表の一番下のほうをご覧いただければと思います。同様に合格で、この方は在校生で現時点でも意思が確認されておりますのでマル。この時点で76番目というふうになっております。この方は当時、合格ラインだったんですけれども不合格とされていた方で、意思がはっきりしていないのでクエスチョンマーク。トータル上からいって77番目。そしてクエスチョンの延べ人数が16人目ということになります。 今回、判定の対象といたしましたのが第三者委員会の報告書にもありましたとおり、入学試験当時、追加合格とされた最低ラインこちらになりますけれども、こちらのほうより上を判定の対象とさせていただいております。ここのラインというのが表では150番になってますが、実際では145位の151名がこの上にいたことになります、平成29年度は。 平成30年度は226位、240名の方がここから上にいらっしゃったということになります。そしてこの意向確認対象者ですけれども、こちらのほうはこの判定の対象者の中でクエスチョンマークが付いた延べの人数、こちらこのサンブルの表では18となっておりますが、実際の数といたしましては平成29年度26名、平成30年度51名、男女比はそれぞれ記載されてるとおりであります。このような数値になっております。このようにまず新しい名簿を用いまして、こちらの意向確認対象者の数というものを出してまいります。そしてどなたがこのクエスチョンマークなのかというものも、この表から明らかになってまいります。 この表を用いまして、さらに追加合格者の判定に移っていきたいと思います。先ほどの表がこちらのここまでだったんですけれども、さらにこちら側に4カラム増やしてございます。 【書き起こし】東京医大が入試不正で会見 全文2に続く